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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
第1章
22/37

22閑話①中等部2年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。



今日3回更新予定です。


2回目は8:00、3回目は16:00を予定しております。


この話と2回目は、アクトが中等部2年の時の話です。


3回目はアクトが高等部2年の時の???視点の話です。


お楽しみに!


「なあ、アクト。夏季休業の間、俺の実家に一緒に行かないか?」




シオン・ネクトルドにこう誘われたのは、俺たちが中等部2年の時で、夏季休業まで1週間前の時だった。



――――――――――――――――――



この日は夏季休業が始まる1週間ぐらい前のことだった。




「アクト。今年の夏何するんだ?」


「そうだなぁ、毎年のように冒険者の活動をして、金を貯めようかな。」


「そうか…なあ、アクト。前にも言ったが、俺がお前の…」


「前にも言ったよな、必要ないって。」




正直言って、シオンの申し出ーーシオンが(ネクトルド公爵家)俺の学園卒業までの費用を持つことーーは非常に嬉しかった。


シオンは下心なく、善意で言っているのは、初等部の時から話していればわかる。


シオンの申し出を受け入れれば、俺は冒険者としてほぼ毎日活動しなくてもいいし、学園でもっと学ぶことができる。


それでも、俺はシオンの申し出は受け入れられなかった。



「俺はシオンと友でいたいんだ。お前の申し出を受け入れれば、俺とお前は対等じゃなくなってしまう。だから、もうこの話は無しだ。」


「ああ、頼む。ところで、お前は夏季休業の間何をするんだ?」


「俺は実家に戻って、父の領地の経営を手伝うよ。将来のためにも、必要なことだしな。」


「そうか、頑張れよ。」


「ああ。…そうだ!なあ、アクト。俺の実家に一緒に行かないか?」


「ネクトルド公爵領にか?」


「ああ!領地までの馬車は俺が手配するし、夏季休業の間は俺の屋敷に泊まっていっても構わない。だからどうだ?」


「んー…期間はどのくらいで、シオンの父上の許可は取ったのか?」


「期間は1週間ぐらいだ。許可の方はまだだが、まだだが、多分問題ないだろう。」


「そうか…それじゃあ、許可がでたら、お世話になろうかな。」


「決まりだな!俺、父上に許可とってくる!」


「ありがとう!」


「いいってことよ!」



3日後、許可が取れたらしく、ネクトルド公爵も歓迎してくれるらしい。






――――――――――――――――――


そして、夏季休業5日目、俺はネクトルド公爵領のシオンの屋敷に来ていた。



「ようこそ!アクト!歓迎するぞ!」


「これから、世話になる。」


「さあ、こっちだ。父上と母上も待っているぞ。」


「わかった。」




俺は、ネクトルド一家に歓迎された。シオンの父からも母からも優しくしてもらって、とてもお世話になった。



もちろん、俺はネクトルド領で依頼をこなしていた。



――――――――――――――――――



そして、あれはネクトルド家にお世話になってから、4日ぐらい経った日のことだった。


3時前に依頼を終えて、戻ろうかと考えていると、



…バンッ



「大変だ!!小鬼の大群がやってきたぞ!!」



1組のパーティーが慌てて、扉を開け駆け込んできた。


これで、ギルドは騒然とした。


「まさか、ネクトルド領でだと⁈」


「信じられるかって!嘘に決まってるだろ!」


「本当だって、信じてくれよ!」


「どうすればいいんだ!」



とまあ、信じている冒険者もいれば、疑っている冒険者もいて、ギルド内は荒れていた。


するとそこへ、ギルド長が現れた。


「皆の者!静まれ!」



その一言で、一気に静まった。



「何があった。誰か説明しろ。」


「は、はい。俺たちのパーティーが、依頼を受けようと東の丘へ登ると、西の方に小鬼の大群がいたんです!!奥には小鬼王まで!!」


「それは、本当なんだな!」


「当たり前ですって!こんなひどい嘘いうわけありません!」


「そうか…よし、緊急依頼発動だ!全員強制参加だ!達成条件は小鬼の大群の討伐。Eランク以下のパーティーは市民の援助と、前線へ物資の供給、Dランク以上のパーティーは小鬼の討伐だ。報酬はEランク以下は金貨1枚、Dランク以上は金貨3枚だ!小鬼王を討伐したパーティーには金貨30枚だ!」



「うおおおっ!!」×?


「よし、まずは偵察だ!誰か、偵察に行ってくれるパーティー、ソロはいないか?」


「はい!」


「よし、ほかにいないか?」


「俺のパーティーも!」


「よし、行ってこい!」


「残りの奴らは急いで、準備して、ギルドに集まれ!以上、解散!」









読んでくださりありがとうございました。


3話目を修正しました。


誤字脱字等ありましたら、連絡ください。

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