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辺鄙な国に就職した俺は勝ち組だった  作者: エトセン
序章
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1

初めまして、エトセンです。処女作です。

  はぁ、ロクな就職先がない


  俺アクト・センタラスは、絶賛就活中だ。俺は現在、18歳、マクリート王国の王立総合学園の高等部4年生だ。


  王立総合学園は小中高12年間学ぶ場である。普通の人は6歳で入学し、18歳で卒業する場合が多い。卒業後の進路は、人によってそれぞれだ。


  そう、俺は今年卒業なのだ。


  王立総合学園の生徒は引く手数多だ。何しろ、大商会や貴族だけでなく、王宮からも生徒を欲しがっている。しかも、ほとんどの場合は、幹部候補として採用である。卒業する以前から、めぼしい生徒には唾をつけておくところも少なくない。そうでない生徒も、他の人よりは断然就職しやすい。

  よって、ほとんどの人は就職先が決まっているのである。


  しかし、俺は未だに就職先が決まっていない。それは何故か。それは、



  どこもブラックだからだーー!



  求人広告をよく見ろ。アットホームな空間だの、夢や希望に溢れる場所だの、初任給で最大白金貨10枚だの、ふざけるなっ!


  絶対、ブラックに決まってるだろが!


  そこに就職するのは、名誉なのかもしれない。だが、俺は安くこき使われるのはごめんだ。


  まあ、だから俺は就職できないわけで、


 


 … ましなところを探すか


 


  求人広告の掲示板を見ると、やはりロクなやつはない。俺が捻くれてるだけかもしれないが、やはりどこも胡散臭い。


  …今日は諦めるか。

 

 そう思い、掲示板から目を離すと、1つの求人広告が落ちているのが目に入った。それを拾い、見てみるとこんなことが書かれてあった。



(募集 定員1名 仕事 ギルド本部職員 資格 冒険者ランクS以上 給料月金貨50枚 研修期間月金貨35枚 完全週休二日 年一回慰安旅行有り 昇進制度有り ボーナス有り その他要相談)



  は?なんで今までこんな広告を見たことがなかったんだ?これは、比較的好条件じゃないか?場所はどこだ?


  (勤務地 ブレッサム王国 面接会場 ブレッサム王国大使館 時間 いつでも 予約不要)


  この国どこかで聞いたことあるような……


  はっ!そういえば、この国死の大山脈を越えた所にある国だったはずだ!講義でさらっと習った気がする。この国、現在ある国の中で最古の国だったはず。今まで他国で募集している噂は聞いたことがない。この国がどんな国か気になるし、待遇もそこまで悪くないと思うし、試しに受けてみらのも有りか…



  よし、思い立ったが吉日というし、早速行ってみるか!


1白金貨100金貨

1金貨10銀貨

1銀貨10銅貨

1銅貨=100円ぐらい

1銭貨=1円ぐらい

このような具合に思ってください。不具合が出たら、変えるかもしれません。

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