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朽ち果てた緑葉
風に揺れる葉はおしゃべりでもしたいのか
だけど分かってるのか
それは揺らされてるんだって
喋りたくないんだ
誰だって
生きていたいんだ
自分だけの時を
あいつはいつでもやってくる
ラップを刻むいきった奴等のように
気づいてんのか僕は
それが自分だってこと
錆び付いた言の葉は
いつだって出鱈目だ
閉じられそうな隙間をこじ開けようとしてくる奴を
全力で押し返せ
全開でひっぱたけ
それでも飛び出してくる奴が本物だ
見極めろ不安定な真実を
伸びゆく緑葉はやがて枯れる
それでもいつでも潔い
それに比べれば風なんて大したもんじゃない
そう願っても思っても
闇はいつでもやってくる
神の像を携えて