第0話 プロローグ
どうも!
いよいよ本編が始まりましたね!
まずは拓人君がどういう男の子なのか、その触り部分を書かせてもらいます!
宜しくお願いします!
俺の名前は森拓人。皆からはモリタクって呼ばれている。俺は今東京都八王子市内にある西東京国際大学で外国文化や政治の勉強をしている。なぜ八王子なのに西東京という名前がついているかは未だに謎なのだが、恐らく東京の西にあるからだろうと勝手に想像している。
そんなわけで、今は1月。冬休みが終わり、一年生の俺達が2年に進級するための期末テストの期間に突入した。今日も雪が降りしきる中、落としたらヤバイ必修科目の試験の真っ最中だ。やれやれ、もう疲れたよ。
「やめ!」
教授の声が響き、試験終了。時計を見てみると16時20分だった。今日は朝から3つ試験を受けたからさすがにヘロヘロである。次の試験は明日だからさっさと帰って休もう。外はもう暗いしまだ大粒の雪が降っている。
「あー、そうだ。森くーん、ちょっと待ってー!」
俺が荷物をまとめ終えたタイミングで、眼鏡と白髪混じりの頭が特徴の教授、松本正一が話しかけてきた。何だろう。
「どうしたんですか、先生?」
俺が聞くと教授は答えた。
「実は、国際課からの伝言で、4月からうちの大学に交換留学生が来るんだけど、彼らの外国人登録諸々の役所手続きを手伝ってあげてもらいたいそうだ!」
まさかのお願いだった。
「ま、待ってください先生!俺まだ一年ですよ!そういうのは先輩方がやるんじゃないですか?第一俺、難しいことなんてよくわかりませんし…」
「まぁ、そんなこと言わないで!君優秀だし、これもいい経験になるから!大丈夫、君以外にも何人かアシスタント学生はいるし。」
「そういう問題じゃ…」
多分集まらなかったんだな、アシスタントが。正直やりたいとは思わなかったけど、熱心な説得に折れ、結局引き受けることにした。
「ありとうね。今日はもう国際課は閉まるから詳しくは明日聞きに行ってね!じゃあ残りのテスト頑張ってね!」
「は、はぁ。」
教授はそう言って俺にプリントを渡し、教室から出ていった。一人残された俺はしばらく渡されたプリントを眺めながら考え込んでいた。
(交換留学生かぁ。どんな子が来るんだろう?)
そう思いふけっていたが…
「やべえ、早く帰んなきゃ!電車止まる!」
大急ぎで教室を出て、俺は大雪の中家路に向かった。
だが、俺はこのときはまだ考えていなかった。
この選択が俺の運命に大きく作用することなど…
なんとか本編の最初をかけました。
読者のみなさんの中にも拓人君みたいにテスト勉強を頑張っている人がいるかもしれません!
次回はメインヒロインの他に拓人君の友達も出す予定ですのでお楽しみください!