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第17話 祝え、彼らの活躍

こんばんわ!

仕事で疲れ気味ですが、頑張って書きます!

「みんな今日はお疲れ様!モリタク達はファッションショーで優勝したし、幹夫と下川ツインズもクイズ大会で優勝したから文句なかったよ!」

そう言っているのはビールを片手に持ってやけにハイテンションな健介先輩だ。俺達は今、旅館に戻って下の階にある宴会場に集合し、好きな飲み物を持った状態で畳の上に座っている。ちなみにメニューは和食だ。

「と言う訳で、最高の初日を迎えたので祝杯をあげたいと思います!」

健介先輩はそう言うと、手に持っていたビールを掲げて立ち上がった。

「よし、では皆さん準備はいいですか?それでは…モリタクから一言乾杯の音頭をお願いします!」

「ええっ?!俺ですか?」

突然の無茶振りに困惑する俺。いきなり言われても困る。

「拓人先輩、頑張ってください!」

「タクちゃん!しびれる台詞をお願い!」

「モリタク殿、バシッと決めるでござる!」

「うるせぇ、少し黙ってろ!」

春菜ちゃん、寶藍、幹夫が俺を煽ってきたので黙らせる。さーて、何を言えばいいのかな?考え抜いた末…。

「皆さん、初日お疲れ様でした。まさか僕達が優勝できるとは思いませんでした。健介先輩、衣装を選んでくれてありがとうございます!寶藍、ステイシー、色々あったけどよく頑張ったな!それと幹夫、下川ツインズ、客席で見てたけど最高だったぜ!それでは、その嬉しいニュースを讃えて…乾杯!」

「「乾杯!!」」

何とか決め台詞を言い終え、全員で乾杯をし、出された料理を食べ始める。うん、美味い。さすがはネットで高評価だっただけはある。すると…

「タクト!」

「ん、ステイシー、どうかしたか?」

「はい、アーン!」

「モグっ…!」

ステイシーは俺の口が開いているのを見逃さず、刺し身を一切れ俺の口に入れてきた。うん、美味い。

「ウフフ、一度やってみたかったのよねぇ♡」

「言うほどみんなやってないぞ。」

「でもできて良かった♡」

ステイシーは大好物の和食が出たからなのか、もしくはコスプレファッションショーで優勝できたからかは知らないが、すごく機嫌が良かった。俺にハグしてきた時に気のせいか、横から殺気の篭った視線を感じた。恐る恐る振り向くと…。

「ステイシー…。アンタって奴は…!」

寶藍が箸でエビフライを掴みながら切れ長の目を更に吊り上げてステイシーを睨みつけていた。な、何?

「もう、ホントに油断も空きも無いんだから!それとタクちゃんも顔赤くしながら鼻の下伸ばしてんじゃないわよ!」

なぜか分からんが怒られちまった。しかしステイシーは…。

「ボラム、自分が出来ないから妬いているのかしら?」

「ち、違うわよ!できるし!フン!」

「まぁまぁ二人共!せっかく優勝できたのに喧嘩すんなよ!それに、午後の他のイベントも面白かっただろ?いい思い出をもっと刻み込もうぜ!そうすれば楽しくなるぞ!」

俺はいつものように二人の仲裁に入る。そう、幹夫のイベントが終わった後、アニメ好きな芸人によるトークショーとネタ見せ、其れとアニソンアイドルのライブなんかもあってすごく盛り上がった。明日もまだイベントが盛り沢山なので非常に楽しみだ。

「モリタク殿、寶藍殿、ステイシー殿!改めておめでとうでござる!」

「幹夫達もよく頑張ったよ!おめでとう!」

「タクちゃんがカッコよくて、私達がキレイだったから当然でしょ!」

「そうよ!アタシたちの実力があれば、楽勝よ!」

寶藍もステイシーも褒められてさっきまでの修羅場ムードはどこへ行ったのか、すぐに二人共笑顔になった。とりあえず助かったぜ。そして俺は幹夫の横にいた双子に声をかける。

「なぁ、蒼太。」

「いえ、僕は優太です。」

「え、ごめん!また間違えた!」

「モリタク先輩、僕が蒼太ですよ!」

「すまん…。」

やっぱりそっくり過ぎて二人を区別できないよ。一体いつになったら俺は二人を区別できるようになるのか?

「二人共、クイズ見事だったよ。俺にもわからない問題結構あったのにすごいな!昔のアニメとかも詳しいし!」

あの時のクイズの問題は最新のアニメに関する問題もあったが、結構昔、それも俺たちの世代が見ていないような作品の問題も多数あった。しかし、この双子は幹夫と共に難なく答えていた。

「「実は…僕達の両親もアニメと漫画が大好きで…昔の作品とかもよく見ていたので知識がメッチャついたんです。まさか今日あんなに役に立つとは思いませんでした!」」

なるほど。そういうことか。まぁ俺も両親があしたのジョー、宇宙戦艦ヤマトが好きなのもあって、昔のアニメも結構見たことあるけどな。

「まぁ、何にせよよくやった!」

「ありがとうございます!」

「どういたしまして!明日も楽しもうな、優太!」

「僕は蒼太ですよ!」

「あーもう!お前らそっくり過ぎて困るわ!」

俺がやや冗談気味に半ギレしている時だった…。

「もー!何なのよ!みんなはどんどん彼氏出来てんのに私はできる気配ないし!ねぇ、何で!何でなの?私の何が悪いの?春菜ちゃん!」

「わ、私に聞かれましても…。」

酒を片手に大声で怒鳴っているのは誰かと思いきや、夏美先輩だった。この人、普段は大人しくていい人なんだけど、酒が入るとメッチャ悪酔いするのだ。去年なんか、飲みまくって近くにいたイケメングループに絡みまくって大変だったわ。春菜ちゃん、こんなのに巻き込んじゃって済まないな。

「夏美、とりあえず落ち着け!一旦飲むのやめろ!」

「もう、先輩!これが落ち着いていられますか!そんなときは言いたいことを全部吐く!これにつきますよ!オホホホホホ!」

「あ~あ。ダメだこりゃ。」

健介先輩もどうやらお手上げのようだ。どうしよう、これ?

「先輩、明日は先輩達が頑張る番なんですから、程々にしときましょう!」

「もう、モリタク!相変わらず硬いんだから!今を楽しまなきゃダメよ!」

はぁ…。こりゃ完全に酔ってるな。何言っても無駄か。

「春菜ちゃん!明日は春菜ちゃんのイベントデビューだから緊張するかもしれないけど、頑張ってね!応援するから!」

「はい、ありがとうございます!拓人先輩!」

俺は春菜ちゃんに激励の言葉をかけ、食事に戻る。今日はまぁ、色々あったがみんなで楽しい時間を過ごせてよかったよ。明日のイベントは今日出場してないメンバーが出ることになっているのでぜひ頑張ってほしい…が、こんな調子で明日朝起きられるかな?寝坊して不戦敗なんてことにならないでくれよ。その後も俺たちは食べたり飲んだりして、楽しい初日の夜を過ごしたのだった。

こんばんわ。

ようやく初日終了です。

物語が少しグダグダで進行が遅いと感じている人、ごめんなさい。

次回は、先輩方と春菜ちゃんの活躍を書く予定です!

お楽しみに!

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