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僕の足場がひび割れ始め、いつ崩れてもおかしくないくらいに亀裂の隙間が開いてゆく。




混乱の中、別にこのまま死んでもいいや、と考える。




生きていても、死んでいても、僕はどっちでも一緒なんだ。




捨て鉢な気分は意外なほどに僕の心を軽くして、絡まった糸がほどけるように余分な感情を消す。




最後には、誰かと関わったから孤独を知ったけれど、関わらないよりはよかった、と思えたのだ。



凛さんの優しさや彼女に必死になったこと、観月さんの仕事ぶりや、皐月さんの香りに手のあたたかさ、スミレ様との恥ずかしく、でも楽しかった時間、レイモンドさんの困り顔………




一時でも僕は独りじゃなかったとこうして思い出せる。




それは、とても幸せなことだ





この思い出が僕の一生分の幸せ




悪くない




だって、僕は思い出すたびにきっと笑顔になるから……







凛さんの旋回の軌跡は光の壁になり、飛んで逃げようとする魔法使い達を決して逃がさない。




凛さんのしていることは悪いことなのかもしれないけれど、僕は崩れた足場と共に落ちはじめながら、でも、彼女を応援していた。





凛、がんばれ………………







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