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「つらいって……」

「つらいっていうより、嫌な思いのほうが正解かな」

静かに黄色い目の人が言う。

「………」



僕が昨日、大男に斬られて死を感じた時、救いようもない虚しさしかなかった。

神様の声も聞こえない、体温が下がりゆく身体だけ。


心細くて、やっぱり僕は独りだったと……


「だったら…だったら!なおさらそばにいます。それに、僕はあなたを死なせたくない」


黄色い目の人がなにかを言いかける。

僕はそれにかまわず荷物をまとめ始めた。

「伝書鳩くん…」

岩にかけて乾かしていた黄色い目の人の服はとても着られる状態ではなかった。

手早くたたんで僕のリュックに詰めこむ。

「伝書鳩くんっ…」

黄色い目の人が近づく僕を両腕を伸ばし、弱々しい力で遠ざけようとした。

「行きますよ」

毛布でその両腕ごと黄色い目の人の身体をきつめに巻き、抱き上げる。



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