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僕の服を下ろしながら、黄色い目の人は明らかに落ち込んでしまった。

あの血の海で倒れていたのはこの人の仲間だったのか…

起き上がりながら、やっぱり膝枕されていたことが分かり照れる。

まだ疼くような痛みは残っているものの、僕の傷はほとんど回復していた。

照れてる場合じゃない。痛みを経験したから今の状態がすごく恵まれているのが分かる。

間違いなくこの人のおかげだ。

神様もお礼はちゃんと伝えろと言っている。

僕は黄色い目の人に向かい合った。

「あの…僕は、あなたに…魔法医師に救われました。感謝します」

「…伝書鳩くん…」

声が震えているのはどうしてだろう。

怒らせてしまったのか?

そう思いつくと僕は途端に怖くなった。

「ご、ごめんなさい…僕なんか救っても意味ないですよね…魔法が使えない人間だし…」

この人はいい人そうだけど魔法使いなのだ。

僕とは違う種類の人間だ。

僕なんかが感謝を伝えたところできっと届かない。

「君だけでも救えてよかった…ほんとうに…よかった…」

そう言って黄色い目の人は僕の肩に頭を寄せた。

魔法医師としての気遣いなのか、傷を負った肩とは反対の肩に重みがかかる。

僕は信じられなかった。

信じられないくらいに喜びを感じていた。

僕を救えてよかったと、この人が言ってくれたことが信じられなくて、嬉しくて…

「僕なんかって言わないでね。私、伝書鳩くんが助かってくれて、お礼を言ってくれて嬉しいんだよ」

「………」

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