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【詩集】拙くも進もうとする試み

眠りこける幼子のゆめ

作者: につき

いいにおいがして

たいそううるさくて

ころっけをたべて

たいようがあつくて

ほこりっぽくて

ひとがたくさんいて

はなはあかで しろで こいぴんくで

きのしたはすずしくて

かぜがふいていて

くさがみどりいろで

ちゃいろいとりが

あるくさきから とびたって


みたことのないやつが

ぼくをのせて そらをとぶ

くもはひんやりとして

みおろすやねやねはぎんいろ

かくれんぼのこえがする

――もういいよ

それからおとながわらってる


ぼくはおおきくなって

じてんしゃにのって

がっこうへいって

いけでさかなをつかまえる

あかいきんぎょをつかまえる

みんなのうたごえがきこえて

まどからのぞいたら

おおきなぞうがぴあのをひいている

はなでがくふをめくりながら

おおきなまえあしでじょうずにひいている


 *


 平城京跡で開催されている天平祭へ子どもたちと出かけました。帰るとすぐに末の子は寝てしまいました。暑い中を歩いたので疲れたのでしょう。一連はその光景で、二連と三連は夢の中です。末の子がずいぶん気に入っていた、屋台の前にいたダークヒーロー風の人物も登場しています。

お読み頂いてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 気持ちのいい風と空の色、雲の感触が伝わってきて、ほっこりした気分になりました。黒猫さんの書かれる子どもの世界は、子どもにしか見えない世界ではなく、むしろ大人になったからこそ感じられる愛しさや…
[良い点] 独特の世界感があって良かったです! 私もこちらでお話を書かせて頂いていますが、なかなか独自の世界観を演出出来なくて苦労しています… これからも執筆活動をぜひ頑張ってください!
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