用語解説 と キャラ紹介
用語と人物紹介です。時たま書き込んでいきます。
■用語解説■
禽
とある一族だけが一人に一体持っている、
具現化できる鳥の形をしたもの。
主に精神力で作り出している説があり、
なぜ彼らが鳥の形を具現化できるのかは解明されていない。
能力者には、鳥の見えるものが見え、聞こえるものが聞こえる。
だいたい一人に一体の鳥、それに付属するように
一つの特殊な能力が現れる。
鳥を出さないと能力使用は不可能。
鳥の動ける範囲ならどこでも能力使用可能。
鳥によって潜入的な事も出来るが、
能力者の技量によってそれらは、大きく変わる。
(半径500しか動けないとか、声は聞き取れるが画は見えないとか、人によっては自分の近くでしか具現化できない人も居る)
本来は一人に一体であるが、
記録上、百年ほど前、とある一族の長が二体の禽を所有していたとある。
■ゲームについて■
乙女ゲーム「諷禽乱舞~禽の末裔~」は
全寮制の学園を舞台とした異能力者との恋愛模様を描いたゲーム。
主人公の春山小鳥は、偶然、禽の能力を目撃してしまう。
そこから始まっていく異能力恋愛アドベンチャーである。
攻略対象に口封じで殺されかけたり、操られかけたり、
恋されたり、依存されたり、平凡な少女だった春山小鳥が
禽の能力に目覚めたり、とルートによって様々な結末が楽しめる。が、このゲーム、注意しなければならない。
選択をいくつか間違うだけでこのゲーム、攻略対象全てがヤンデレと化し、学園内で殺戮が起きてしまう狂愛ルートへと突入するのだ。
選択によって甘い恋愛模様と殺伐とした恋愛が楽しめる、
一粒で二度おいしい乙女ゲームなのである。
属に言う友情エンド・逆ハーエンドは存在しない。どのキャラのルートも選ばないと、突如、殺戮バットエンドがあるのみである。キャラと甘い恋愛をするか、ヤンデレと命がけで愛を語り合うか、突然理不尽に殺されるか、そのどれかしかエンドはない。
ゲームの期間は高校一年の五月二十日から二年のクリスマスまで。
■キャラ紹介■
☆香波濠 ハカナ
百合な攻略対象。前世はオタク。一年。
一見、ツンツンした黒髪黒目の病弱美少年だが、男装少女である。
鷹の一族に滅ぼされた蝙蝠の一族の生き残り。
性別を偽っているのもそのため。
ゲーム内では、人間不信。
幼い頃から能力に悩み、鷹の一族を憎み、とある人物に心酔している。実は瞳が黒ではなく、光と角度で
さまざまな色を変えるアレキサンドライトであるが、
蝙蝠の一族の特徴であるのでカラコンで隠している。166センチ。
転生したオタクが人格として目覚めた時点で、
鷹の一族への憎しみは消えている。
それにともない性格も穏やか、事なかれ主義の楽天家などに変わった。蝙蝠の禽を使用。精神操作系。ほか隠し玉の能力あり。
純愛ルート:小鳥と百合になる。唯一のハッピーだが
最期の選択しだいで小鳥をかばって死ぬことになる。
狂愛ルート:小鳥とのすれ違いでヤンデレ化。学園中の人々の精神をあやつり
自分と小鳥の邪魔になるものを排除。(学園が血の海に)
※上二つ以外のルートでは自殺させられるか、殺されるかの展開しかない。
☆鷹宮寺 颯天
攻略対象その一。二年。
鷹を使役する一族の長候補
(現在一番。二番手の従兄弟からはライバル視される)
鷹は禽の一族内での派閥で強い。
ある意味禽一族を纏め上げている?ともいえる。
能力は鷹によっての物理攻撃。
通称、風穴とよばれる能力。(別名バードストライク)
俺様男子。通称帝王。
自身が優秀なだけに基本人の痛みにうとい。
蝙蝠の一族と鷹の一族は
昔、お互いを殺しあっていた。勝ったのは鷹の一族。
純愛ルート:小鳥との触れ合いで人への思いやりや
自身の人間らしさを知る。その中でかつての
仇敵蝙蝠の生き残りを見つけても、優しくする。
選択しだいで二人で駆け落ち、
心中、ハッピーと選べる。
狂愛ルート:小鳥を独占したいが為に周りの人間を殺しまくる。
選択しだいでは小鳥をも殺す。
(小鳥に三回拒否られると発動)
それ以外だと精神的にダメージを食らったり、ただのいい先輩だったり様々。
☆鶴織 哭羽
攻略対象その二。一年。
根本から暗いグラデーションの赤錆色の髪。
猩々緋色の瞳。178センチ。
不眠症の毛があり、いつも眠いのに眠れず保健室になどに逃げ込んでいる。ゲームでは春山小鳥を抱き枕にした結果不眠解消につながりそこから恋愛へと発展。この世界ではハカナの抱き枕で不眠解消になっている。
不眠の原因は継母(兄の母)による虐待のトラウマ。
鶴を使役する一族の長の弟。(別腹なので確執あり)
能力は相手を操る。(別名:鶴の一声)
操られている間、相手には感情はなくなりまさに操り人形と化す。
純愛ルート:鶴折が唯一心を開けたのが小鳥で、
二人で添い遂げる。
選択を間違うと鶴の一族の刺客に小鳥を殺される。
(別腹の弟の伴侶になるかもしれない女ということ
で敵対するか試されてる)
狂愛ルート:小鳥へと依存していく、その上小鳥との間に誤解が生じ、
孤独と絶望に苛まれたゆえ小鳥をあやつり人形に。
それを止めようとした周囲の能力者を自殺させる。
学園は血の海。
それ以外のルートでは当て馬、事故死など。
☆白鳥 鵠
攻略対象その三。二年。
白鳥を使役する一族に所属。180センチ。
純白の長髪をハーフアップに纏めている。マリーゴルド色の瞳。
二重人格で、優等生的人格と凶暴な人格がある。
(ゲームのファンは優等生な人格を白鳥先輩、
凶暴な人格を黒鳥先輩と呼んでいた)
普通、白鳥の一族の白鳥は白い。
が、彼の白鳥は能力使用時に黒に変色する。
能力は幻惑。(別名:ロットバルトの幻惑)
純愛ルート:小鳥と出会い、白鳥は生まれて初めて
家の意思でなく、自分自身の意思を通そうとする。
その過程で黒鳥という存在に気づき和解。
二人で一人の人間として小鳥と生きていくと決め、
家を出奔し小鳥と幸せになる。
狂愛ルート:トラウマ悪化で二重人格がひどくなり、黒鳥の存在を拒絶。
そのせいで、人格同士が憎み合い、
二つの人格で小鳥を奪い合う。
選択次第では、
小鳥を殺して、自分も死ぬ、
小鳥を幻惑し続け依存させる、というルートがある。
その他では殺される、操られ殺人を犯し人格崩壊、などがある。
☆鴉渡 神徒
攻略対象その四。
サッカー部の一年。
黒髪黒目。178センチ。
鴉の一族に所属。この一族は特に仲間意識が高く、禽同士での情報伝達というほかの一族にはない能力を有している。
鷹の一族には鴉の一族は敵対心を持っている。
能力は対象物の内部での発炎。通称:バーニングデス
純愛ルート:小鳥がサッカー部のマネージャーとなり
エースとなった鴉渡と両想いに。
しかし同じ鴉一族の女性に邪魔される。
(選択を間違うと、鴉渡が小鳥を庇い死亡)
無事二人は愛を貫すと卒業時には鴉渡からのプロポーズエンド。
狂愛ルート:独占欲からの巣篭り監禁。光物で主人公を飾る。
その他では当て馬だったり、自殺させられたり、事故死したり。
☆梟首 知多
攻略対象その五
梟の一族所属。養護教諭。理事長の孫。
知識欲の塊。人に興味がうすい。
スカイグレイの長髪。メガネ。白衣。177センチ。やや細身で色白。目は菫色。
能力は対象の人物の持っている知識を貰える。(コピペ的な)
純愛ルート:小鳥と知り合い、知識以外の事にも興味を持てるようになる。
数年後、理事長として跡を継ぎ、教師となった小鳥と結婚。
狂愛ルート:主人公について知らない事があるのが許せなくなり
細胞や髪の数のチェック、解剖、クローンまで作る。
その他では殺される、廃人にされる、自殺させられるなどなど。
☆百舌鳥 桑枝
悪役。教師。
禽の一族内のある派閥に属しており、鷹一族の弱体化を狙っている。
蝙蝠の生き残りの保護も、その為の使える駒が欲しかったからである。
能力は百舌鳥の速贄。
ゲームではどの攻略対象のルートにも入らないと、突如、学園で殺戮を始め、理不尽なバットエンドへと導いてくれる。
☆春山 小鳥
ゲームでの主人公。一年。
平凡な家庭の平凡な娘、と思われていたが、
亡くなった祖母(父方)が今では弱小勢力の一族、スズメの出(駆け落ちしたので名は消されたも同然)、本人が覚醒すれば白いスズメ(瑞鳥) を具現化し、通常のスズメの能力と違い、他の禽の能力の無効化が出来る。
明るくて人間を信頼している。スレンダーでも可愛いらしい少女少女した女の子。暖かな家庭で育つ。しかしなぜか、この世界では天翼学園には姿を現さない。
☆東雲伊澄
ハカナの主治医。百舌鳥の友人(表向きは)
妹を禽の一族に殺され復讐を誓っている。
ハカナを妹のように可愛がる。
ゲーム内では百合の純愛ルートにしか出てこなかったキャラ。
ハカナを百舌鳥の捨て駒にさせないように動くが、
結局は守りきれずにハカナ死亡時には小鳥と共に涙する。
☆高木徹
鷹宮寺の自称友人。二年。弓道部。
☆大鴉 日花
鴉渡に恋する鴉一族の長の娘。
中学三年生。
鴉渡に対する独占欲が強く、些細な事でも鴉一族以外の者には容赦なく能力を使う。仲間意識の強い鴉一族の特性が強い。
短編「乙女ゲームの主人公ですが、逃亡しました」の主人公が通わなかった天翼学園が舞台のお話です。見切り発車ですが、どうぞよろしくお願いします。