テレスティーレ・エメラルドの苦悩~毎日やっかい王子に絡まれてイヤになりますわ~
とりあえず、挑戦してみました。
「テレスティーレ!ここにいたか!」
ざわざわ…。
また始まったと周りの視線が肌に、喧騒が耳に刺さるようで痛くて、
はぁ~やだやだ。も~。
ここは王家も御用達の学園のホール。
学業が終わったあとは、
みんなの憩いの場で、あま~いお菓子でも食べながら、
美味しい異国のお茶でも飲みながら語らう場所なんだけど…。
今日も今日とて、
私の【元】婚約者様は因縁をつけてくるのよね…。
ちゃんと婚約破棄されているのに今さら何かと思うじゃない。
自分で言うのも恥ずかしいんだけど、
それなりに、この…、その…、ライディン第二王子に好かれていて…。
でも、この王子、人の話を聞かない!聞かないの!!
私との婚約が破棄されているのを、いまだに信じていなくて、
私の気を…、恥ずかしいわね自分で言うの…。
私の気を引くために、平日毎日、こう、こう、絡んでくるの!
「テレスティーレ!何を一人でわなわな震えている!
やっと、悪い事をした自覚でも沸いてきたか!!ハーハッハッハ」
で、今日はどこのご令嬢がやつにちょっかい出したのかしら…。
準男爵のレイリースさんね…。
今、ライディン第二王子はフリーってやつだものね…。
最近の振る舞いで、相手探しが難航しているから、
今、狙い目なのよねー。
「それで、本日はどのようなご用件でしょうか?ライディン様。」
今日も今日とて、みんなの生暖かい視線を浴びながら、
放課後の喧騒が始まる。




