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第1話 命の大切さと尊さ

こんにちは、お松です。プロローグの「最強になってしまった……」を読んでくれた読者の皆さんありがとうございます!!続編としてこの「命の大切さと尊さ」を書いてみたので、ぜひ読んで見てください。また、感想もできれば入れてくれると嬉しいです!!

男の腹に突き刺ささっている毛むくじゃらの手をもつ生き物つまり、男を殺した犯人は、なんと、あの男が実験体といってとても大切にしていた猫だったのだ。 


猫は、いまわもうぐったりとしていて、動かない男の体を見て、なぜか男を殺してしまったという罪惑感と、男に墓を作ってやらなければという責任感に押しつぶされそうになっていた。 


猫は、そんな男をみて一人ごとのように「可哀想なやつだニャ〜でも、こんな男にも家族や愛する人がいたなら、せめてお墓を作って埋めてやるかにゃ〜」といい、男の体を今や実験でたくましくなった腕で持ち上げて、実験室のそとまで運んだ。  


幸い実験室の外は、だれにも管理されていない野放しの森みたいになっていて、地面もほとんどが土だったので、手で簡単に地面を掘ることができた。  


猫は、その掘った穴の中に、自分が殺してしまった男の亡骸を埋めると、「安らかに眠れニャ〜」といってまた男の亡骸の上から土を優しくかぶせていった。


そんなこんなで時間はすぎ、猫は次は何をしようかと考えていると、実験室から遠いところで、一人の少女がこちらをじっと見つめているのが分かった。


きなこは、まんいち男の亡骸を土に埋めているところを見られて大騒ぎになったり、自分の姿を見て、新種の生き物だと勘違いされまた、実験室送りになってもいやなので、少し少女に近づいて驚かしてをい返そうと考えた。もちろん少女の前では普通の猫とをなじ歩き方で、野生の猫に襲われたと思ってくれるていどに追い返そうと思っていた。  


しかし、現実はそううまく話が進まないようで、逆に少女の方からどんどんと近づいてこられたのだ。


やがて少女が、二頭身で立つ猫の前まで来ると「猫さん猫さん私と一緒に旅してよ」と笑顔で話こんできたのだ。 


ちなみに、近づいたことで分かったが、少女は、白いワンピースを着ていてサラサラな黒い髪に透き通るような瞳をしていることがわかったのだ。少女が真夏の格好をしているということは、どうやら今は夏の時期らしい。猫は、一年中体に毛が生えているため、毎日が暑いのだ。 


少女が、猫の返答がないので、「どうしたの?ねえ一緒に旅してくれるの?」と再度聞いてきた。 


猫は、ハッとなりつい少女の前で、「俺は旅をしないにゃ〜」と言ってしまった。猫はしまったと口を手でふさいだかもう手遅れだ。少女にきっと気味悪がられたにちがいないと思った。 

 

しかし少女は、にっこりと笑顔で、「あなた喋れたのねしかも日本語知能は少しあるようね…」というと「よしきまり!!あなた今日から私のボディガードね!!よろ〜」とかってに話を進められてしまった。


猫は、「かってにきめるなにゃ〜」と言い返そうとしたが、自分が実際研究室から解放されてやることが無いのは事実だ。暇つぶしにこの少女と一緒に旅をして、新たな世界を見るのもあり何じゃないかと思えてくるようになった。 


そして、その勢いのまま猫は、少女に、「お前の旅についてってやるにや〜」と言ってしまった。  


その言葉をしっかりと少女は聞いていたみたいで、「じゃあ決まりねさっそく旅に出る準備をしといで」といわれた。    


しかし、猫は「何も準備する物や持っていきたいものが無いから旅するならもう行くにや〜」といい少女の返答をまった。  


そして、少女はその言葉を聞いて、「分かったわ、じゃあさっそく楽しい旅にレッツ…ゴー!!」といいいきようようと猫の前を歩くのであった。  


その背中を見て猫は、「そういえば何の旅だかや名前とか聞いてないな〜後で聞くかにゃ〜」といい少女の後に続くのであった。

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