初のシンセンイエローメインの回
〜ゴースト本拠地〜
ゴールド・デュラハンの前で
ホワイトマミーとブロンズ・フランケンシュタインがひざまづいていた。
ホワイトマミー「…デュラハン様…」
ゴールド・デュラハン「全く不愉快だな
【例のモノ】は一つも手に入っていないどころか半人前の龍戦士を相手にお前ら幹部が1人欠けるとは」
ホワイトマミー「も…申し訳ありません…!デュラン様!!」
ブロンズ・フランケン『こ…これは全て、ブラックヴァンパイアめが油断したからでございます…
我ら2人なら瞬時にあの龍戦士どもを倒せます…!!』
ゴールド・デュラハン『…そうしてくれ…』
ホワイトマミー『…!!デュラハン様!?…どちらへ…?』
デュラハン『私はしばらく留守にする…』
デュラハンはそういい残し姿を消す
ホワイト・マミー『…ま…まずいな…このまま失態が続けば、我々も…』
ブロンズ・フランケン『…心配はいらんよ、
つい先ほどある怪人を地球に送り込んだ』
〜その頃〜
雷雄『〜♫』
朝食を食べ終えた雷雄が鏡を見ながら入念に髪型をチェックしていた
光莉『あら?らい?どっかいくんか?』
雷雄『あ、…あぁ…ちょっとね…』
烈子『…』ジー
氺『…どうしました?』
〜数分後〜
烈子『てな訳でね氺、絶対らいくんは女の人と会うはずなんだよ…』
氺『…だとしてもなんで俺まで…』
烈子と氺は帽子にメガネ・マスクサングラスと変装をし
雷雄の後をつけていた。
烈子『いや〜らいくんもそろそろ結婚して、叔母さん達に孫の顔をみせてもいいとは思ってたし
従姉妹としてはどんな相手か確認しとかないと!』
氺『…はぁ…』
烈子『!!…あっ氺!!…隠れて!』
氺『ブッ!?』
雷雄は烈子は予想通り女性とあっていた
茶髪のセミロングヘアーの女性だった
??『…らいちゃん』
雷雄『…久しぶり…』
2人が近づこうとすると…
??『見つけたぞ!!』
雷雄・??『…!?』
烈子・氺『!?』
南瓜の姿をしたゴーストの怪人が現れた。
雷雄「…!?…お前は!?」
??「俺様はゴーストの怪人パンプキンだ!
そこの女!お前から〈例のモノ〉の反応があった!大人しくそれをよこせ!」
??「え!?…例のモノってなによ…?」
雷雄「…どんな理由があろうと彼女には手出しさせないぜ!ゴースト!!
烈子「らいくん!!私たちも加勢するわ!」
隠れてた烈子と氺も現れる
雷雄「れっちゃん!…氺!…どうして!?…
てかなんだよその格好!?」
氺「今はそんな事どうでもいいでしょ!」
烈子「…!チェンジよ!」
烈子・氺・雷雄「龍印チェンジ!!!」
3人はシンセンジャーに変身した
??「…!?らいちゃん…なんなのその格好…!」
シンセンイエロー「悪いね(みっちゃん)!
説明は後だ!」
シンセンイエローは
ライトニングスピアをパンプキンの身体に突き刺しが、
シンセンイエロー「!?」
パンプキンには効いていなかった
パンプキン「そんなものが、頑丈な俺様の身体に
効かないもんねー!」
パンプキンがシンセンイエローの腹部にパンチを数発喰らわし、キックで吹き飛ばす
シンセンイエロー「ぐはっ!!」
シンセンレッド「!?」
シンセンレッドがシンセンイエローに駆け寄る
シンセンレッド「らいくん!?」
シンセンブルー「!…なんて固さだ…!」
パンプキン「お前らの攻撃なんて俺様に通用しないんだよー」
しかし、シンセンブルーがアクアアローを出し、攻撃をしようとすると
パンプキン「…!とりあえず仕切り直しだ!」
パンプキンは小さい南瓜の煙幕団を投げつける。
シンセンブルー「!?」
煙が消えるともうそこには
パンプキンの姿はなかった。
シンセンブルー「!?…くそっ…!…逃したか…」
3人は変身を解く
烈子「らいくん!?…大丈夫!?」
雷雄「あぁ…大丈夫…心配ないよ…」
らいちゃん…
雷雄「!?」
先程みっちゃんと呼ばれたていた女性が雷雄に近づく。
みっちゃん「…いったいどういう事なの?説明して!」
雷雄はみっちゃんと呼ぶ女性に
これまでの経緯を説明する
ちなみに女性の名前は柚黄美柑
雷雄の大学の2学年後輩にして元カノ
入学してすぐに交際をしたが、
ちょっとしたすれ違いで、雷雄の卒業間近で2人は破局してしまったそうだ
美柑「…らいちゃん…今、そんな危ないことをしてたの!?それに今地球が…さっきのやつらに
狙われているなんて…!…ちょっと意味がわからないよ…!」
雷雄「あー!待って、みっちゃん!ちょっと落ちついて…一変に理解しなくてもいいから!…後この話は周りには内緒でね…!多分大騒ぎになっちゃうから…!」
美柑「うん…そうさせてもらうよ…それで
そこにいるのが…従姉妹の子よね?…たしか…
そう!れっちゃん!」
烈子「え…?私のこと知ってるんですか!?」
美柑「うん、らいちゃんからよく話は聞いていたし、写真とかもみせてもらってたし。らいちゃん
私といる時もいつもれっちゃんがれっちゃんがって…
ちょうどあの時従姉妹さんは中学生くらいだったわよね?」
烈子「そ…そうなんですか…」
氺「…」ハァ…
烈子と氺はこの2人が破局した理由がなんとなくわかってしまった。
もちろん雷雄が彼女に対して悪気がないのもわかっているのだが、
雷雄「と…とにかく、みっちゃん!帰りが心配だから、今日は家まで送っていくよ! れっちゃん。 悪いんだけど、母さんにも上手く言っといてくれる?」
烈子「え?…う…うん!」
雷雄はそう言い、タクシーを停め、いってしまう。
〜その夜〜
烈子「…そう…うん、わかった。了解。」
ピッ
烈子「らいくん。今夜は元カノさんの家に泊まっていくって。」
光莉「そっか。じゃあ私らだけでご飯たべちゃおうか。ほら氺ちゃん。」
光莉は氺の分のご飯をよそって渡す。
烈子「らいくん…大丈夫かな…
なんだか、1人で先走ってしまいそうで…」
氺「好きにさせとけば、いいんじゃないですか?」
烈子「!!」
氺「ゴーストが現れたら加勢すればいいだけの話ですし」もぐもぐ
光莉「そうやな。ほられっちゃんも、ご飯冷めるで」
烈子「う…うん」
〜一方〜
雷雄「ふぅ。相変わらずみっちゃん家は凄いや
さすが大企業の社長のお嬢様ってとこだね」
美柑「大企業っていっても地方だけどね」
雷雄「いやいや、それでも凄いよ。それより
みっちゃん。今…いいかな?」
美柑「何?」
雷雄「昼間、聞きそびれた件なんだけど、
…久々俺に連絡した理由って今聞いても大丈夫かな?」
美柑「うん…ごめん。今日は色々合って疲れちゃったから明日でもいいかな?」
雷雄「え?…あっ…あぁ…うん。大丈夫だよ。」
美柑「それじゃあ、今夜はこの部屋を使ってね。
…おやすみ。」
美柑は部屋を出て自分の部屋に戻る。
雷雄「…」
雷雄は少しながら、美柑に未練があり、
もしかしたらもう一度やり直そうという
提案なのではと思う反面、
いやあれから15年経ってるのに
今更そんなわけないという、
二つの気持ちでいっぱいだった。
〜翌朝〜
烈子「も〜氺ったら!早く起きてよー!」
烈子は氺の寝ているベッドの布団を引っ張る
叔母さんがかってくれたパジャマも
着ないで私服のまま寝ていた(まぁパジャマは
熊模様のだから、恥ずかしくて着たくなかったのかもしれないけど、)
氺「…あの後夜中に作曲してて…」
烈子「も〜!生活リズムが乱れるから、
夜はちゃんと寝るように言ったのに〜!?」
光莉「れっちゃん!今らいから
元カノさんと車で⚪︎×大学に向かってるって
LINEがきたわ。」
烈子「⚪︎×大学って…ここからじゃ1時間近くかかるじゃない!?…まったく…らいくんの車借りなきゃ!」
氺「…」ゴクゴク
寝起きにエナドリを飲む氺
烈子「ほら!氺!行くよ!」
バタン
烈子は氺の手を引っ張り
家を出る!
光莉「…あっ…私も旦那にモーニングコールをせな…たくっ…うちの男どもは…」はぁ
一方雷雄と美柑は
美柑の所持する車で⚪︎×大学に向かっていた。
美柑「らいちゃん…ごめんね…急に大学に行きたいなんてわがままいっちゃって。」
雷雄「別にいいよ。でも、なんで大学なんだ?」
美柑「うん…ちょっとね…」
その頃烈子と氺は
烈子「…早くらいくんと合流しなきゃ…!」
氺「zzz」←アイマスクをつけて助手席で寝てる
烈子「ほら!氺!もうすぐ着くから起きてて!」
氺の口にメガシャキをぶちこむ
氺「!?」
〜⚪︎×大学に到着した雷雄と美柑〜
美柑は到着すると、すぐさまキャンパス内にはいり、樹木に方にむかう。
⚪︎×樹木と呼ばれており、大学内でもっとも大きく
立派な木だ。
すると急いで樹木の土を掘り出す
雷雄「みっちゃん?何をしてるんだ?」
美柑「ここにね。昔ある物を埋めたんだ。」
雷雄「ある物?」
しばらく掘っていると、
小さな箱が出てきた。
パカッ
美柑が箱を開けると中から、
f1デザインのネックストラップがでてきた
雷雄「それは…!?」
美柑「うん。これは、らいちゃんと付き合い始めた時にもらったものだよ。らいちゃん。最初は
プレゼントっていうといつも車関連のものばかりで…」
雷雄「あっ…悪ぃ…俺、みっちゃんが初めての彼女で…それまではほんと車一筋でさぁ…
女の子が喜ぶプレゼントってよくわかんなくて…
よく、昔かられっちゃんへのプレゼントもそうで
母さんからも叱られたよ…しかも、みっちゃんお嬢様なのに…」
美柑「ううん。いいの。らいちゃんからもらったものはどれも大事な宝物だよ。」
雷雄「みっちゃん…」
美柑は雷雄の方をみる
美柑「昨日もつけたこのネックレス…らいちゃん
が初めてのクリスマスデートでくれたものだよ?
忘れてたでしょ?」
雷雄「…あ!?」
美柑「あの時はお互い色々すれ違っちゃったけど…
らいちゃんがレーサーとしての活躍はずっと応援してたんだよ。」
雷雄「…」
美柑「…じゃあいうね。実は昨日言えなかった
話というのは…」
パンプキン「ちょっと待ったー!!」
雷雄・美柑「!?」
パンプキンが現れる
雷雄「お前は…昨日の!?」
パンプキン「俺はついてるぜ〜
なんせ例のアレを一度に2つも発見するなんて!」
パンプキンがそう言うと、美柑のネックレスと
ネックストラップが光を放っていた。
パンプキン「おとなしく、両方とも渡しなー!」
雷雄「みっちゃん!逃げろ!」
美柑「え…?…うっうん!」
美柑が両方を持って走ろうとすると…
後ろには戦闘員が数人立っていた。
美柑「!?」
雷雄「みっちゃん!!」
パンプキンは雷雄の首を片手で締め持ち上げる
パンプキン「おーと!逃がさないぜー。お前ら
早くそいつから、両方とも奪え!」
雷雄「…やめろ…!!」
美柑「らいちゃん!!」
戦闘員が美柑に近づこうとすると
戦闘員たちが突然倒れ出した
パンプキン「!?」
雷雄・美柑「!?」
シンセンレッドとシンセンブルーが
到着し、ドラゴンレイザーで戦闘員たちを
撃っていた。
雷雄「れっちゃん!氺!」
シンセンレッド「らいくん!お待たせ!さぁ…!
美柑さん!早く逃げてください!」
シンセンブルーはジャンプして
パンプキンに空中キックを喰らわす
パンプキン「!!」
雷雄「氺!」
シンセンブルー「山路さん!早く!」
雷雄「おう!龍印チェンジ!」
雷雄はシンセンイエローにチェンジする
パンプキン「邪魔はさせないんだなー!!」
パンプキンはシンセンブルーに
パンチを連打して、突進を喰らわし
シンセンブルーは吹き飛ばされてしまう
シンセンブルー「うわー!!」
シンセンレッド「氺!!」
シンセンレッドがシンセンブルーに駆け寄る
シンセンイエロー「…!ライトニングスピア!」
シンセンイエローはライトニングスピアで
パンプキンに攻撃をするが、
昨日同様、効き目がない。
パンプキン「ばーかめ!」
パンプキンはシンセンブルーの時同様、
パンチの連打、突進を喰らわす
シンセンイエロー「うわー!!」
パンプキン「どんな攻撃も俺には効かないんだーよ」
シンセンレッド「らいくん!?大丈夫!?」
シンセンブルー「クソっ!?…ん?」
シンセンブルーはシンセンイエローの体に
オレンジ色の破片がついているのに気づく
シンセンブルー「…これは…?」
シンセンレッド「…!?…もしかして!?」
シンセンブルー「…どうやら、全部あいつのはったりだったようですね…」
シンセンレッド「私たちの攻撃はちゃんと効いていたんだわ!」
シンセンイエロー「…!?」
シンセンイエローは
敵の体のわずかにヒビが入っている部分をみつける
シンセンイエロー「…あったぞ!あそこに
強烈な一撃を与えれば…!」
シンセンレッド「…らいくん。トドメは頼むね。
…氺!」
シンセンブルー「はい!」
シンセンレッドは
持ち前のスピードを活かし
パンプキンの周りを瞬間的に移動しまくった。
パンプキン「!?」
パンプキンもこれには
混乱を隠せない。
そして足元の異変にきづく。
パンプキン「…!?」
アクアアローで矢で
足をふうじられていた。
パンプキン「…これは…!?」
シンセンブルー「持ち前の防御力が仇になったな
!南瓜野郎!」
シンセンレッド「らいくん!今よ!」
シンセンイエロー「よっしゃ!」
ライトニングスピアで
パンプキンの急所に刺突する
パンプキン「ば…ばかな〜」
パンプキンは爆発した。
そして…
雷雄「みっちゃん…」
美柑「らいちゃん…あの…私ね…かっ
雷雄「…うん!」
美柑「今度結婚するんだ!」
雷雄「…は?」
美柑「それを伝えたかったんだ!やっぱりらいちゃんにも是非式には参加してもらいたくて…やっと言えてよかったよ〜」
雷雄「…」思考が追いついてない
烈子「ありゃりゃりゃ…らいくん」なんて言葉をかけたらいいかわからない
氺「…まあそんな事だと思いましたけどね」一言余計
すると…
執事服を着た老人が車に乗って現れる。
美柑「爺」
執事「お嬢様。お迎えにあがりましたよ。
さぁ。帰りましょう。」
美柑「わかったわ。じゃあねらいちゃん。招待状送るから絶対式にきてね〜」
美柑は車に乗りいってしまう。
雷雄は
その場に膝から崩れ落ちる
雷雄「ど…と゛お゛し゛て゛ごうなるん た゛よ゛お゛お゛お゛!