表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

エッセイ

雲の正体を知った中学生であった時の私の反応

作者: 本羽 香那

 

 私はいつも雲を見る時に思い出すことがあるのです。

 その出来事を執筆しようと思います。

 

 私は幼い頃から雲を眺めるのが好きでした。

 幼稚園ぐらいの時は雲が綿あめやソフトクリームみたいで美味しそうと言う理由で好きでした。

 小学生の時は綺麗な白でゆっくりと動く雲が好きでした。

 雲をいつも見ると癒やされていました。

 この時の私はとてもピュアだったのです。

 

 しかし、この価値感は中学校の理科の授業で覆ることとなりました。

 実は雲の正体は水蒸気と()

 そして、雲の動きは見かけ上ゆっくりと動いているだけで、本当はとても速く動いていると言うことでした。

 

 美味しそうとかのんびりしているなと言う価値感をアッサリと壊されてしまったのです。

 勿論、小学校高学年の時には美味しそうだなと思ったこともないし、食べ物だと思ったこともありません。

 しかし、私の中では雲は神聖で清らかな物であると考えていました。

 そのため、それがまさか塵がなければ出来ないものだと知った時は大変悲しくなったのです。

 

 現実を知った悲しみを親友(今でも一番の親友)に告げたところ

「まあ、現実は結構シリアスだからね」

と返されました。


 そう、本当に現実はシリアスです。


 その時は一番好きだった理科の授業を受けるのが少し嫌だなとさえ思いました。

 でも、受けていく中で知らないことを多く知り、反対に知らないことも増えていき、それが更により理科を嫌いになるどころかむしろより好きになっていったんですよね。


 例えば中学校の時に驚いたこと


 ①私達が普段使っている水が液体より固体の方

  が体積が大きいのは特殊であること。

  実は、普通は液体より固体の方が体積は

  小さいと言うこと。

 ②電流の流れはプラスからマイナスだが、電子の

  流れはマイナスからプラスであること。

  実は、当初発見した人が電子の流れがプラス

  からマイナスに動いていると勘違いしており、

  利権の絡みでそう言う風に定義づけられた

  こと。

 ③そもそも理科の世界での解答は分数は存在せず、

  小数点しか使わないこと。

  (途中式ではバリバリ使います)

  理由は分数と言うものは数学界特有の表現方法

  だから。


 覚えているだけでも、こんなにもあるんです。

 完全に理科にハマっていましたね。

 ①に関しては高校で水素結合が関連して特殊な現象が起こっていると分かりましたし、本当に楽しいです。


 現実を知るのはシリアスなこともあるけど、その反面多くの現象を理解出来て、楽しいなと雲をいつも見る度にひしひしと感じる私です。


ご覧いただきありがとうございます。

もし良ければ評価やコメント、誤字脱字報告をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして! 子供の頃に知って価値観が変わったような知識、自分も何かあったかなー、なんて思い出しながら、興味深く読ませてもらいました。 そう言えば、ススキの葉を巻いて巣を作る「カバキコマチ…
[一言]  そう言えば、犬や猫がひとを舐めるのは、愛情表現ではなく、塩分がほしいからだとか?  岩塩か、私ぁ。  ……理科ではなかったですね。  私も、理科好きです。  とくに宇宙と恐竜!
[一言] 雲、好きです あのもくもくした感じ 見てて癒されるんですよね 実は雲の上に何かいるんじゃないか 実は雲じゃない何かが紛れてるんじゃ そんなことを思ったりします そして、夏になると「あの雲の向…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ