初日のHRは疲れました…
初日のクラスのHRを終えて一息ついた僕は職員室でのんびりしていた。
「やっぱり地味だよな〜まぁこれが定着したから変えるつもりないけど。」
いやぁにしてもさっきの
特にあの日焼けしたツインテールギャルと対照的ないかにも清楚なお嬢様は特に目立っていたな。
〜〜〜〜〜先程〜〜〜〜〜〜
最初のHRということで挨拶をしたが…
「今日から担任になる御坂です。みんなよろしく。」
「よろしくお願いしま〜す」「はぁーい」
「…男の先生って言うから期待してたけど地味だね。」「ねぇ〜…」
そう言ってるのは最後尾に座ってる日焼けしているツインテールギャルだった。
期待裏切ったの悪いけど聞こえてるよ〜
今時の女子校生はこうなのか?
ふぅ…やっぱり女子って苦手だな…
「あはは…まだ着任してすぐだから色々わからないことだらけだけど早く慣れるつもりだからよろしくね。」
それだけ言って僕はその場を離れた。
それからすぐ一人の女の子が追いかけてきた。
「先生。御坂先生。」
振り返ってみると、息を呑むほど綺麗な子でクラス名簿で見た美谷麗華だとすぐわかった。
「君は僕のクラスの美谷さんだね。どうかしたかな?」
「名、名前覚えてくださってるんですね。」
美谷さんは本当に驚いたようにそう言った。
「まぁ、自分が持つクラスの生徒は顔と名前が一致するぐらい覚えるのは当たり前だからね。」
「そうなんですか。…前の先生はそうでもなかったけど…」
「ん?どうかしたかな?」
何か小さい声で言ってたがよく聞こえなかったけどなんだろう?
「いえ!なんでもないです。」
「私はクラスの委員長なのでご挨拶をと思ったのですが、それも必要なかったようですね。」
なるほど、なんて律儀な生徒なのだろう。
この子が委員長なら少しは安心できるかな…
「そうか。わざわざありがとう。わかっていたけど名簿と直接会うのは全然違うからむしろ感謝してるよ」
「そう言ってくださりありがとうございます!これからよろしくお願いします。」
そう言って美谷さんは教室に戻っていった。
それにしても律儀であれほど美人な生徒ならよほどモテるのだろうな。
僕も高校の頃あんな子と付き合えたらなぁ…
なんて言っても自分でそうしたんだからしょうがないよな
まぁ地味は地味なりに頑張りますか。
〜〜〜〜〜職員室〜〜〜〜〜
「ど〜したんですか?御坂せ〜んせ」
この軽い口調の先生は倉多萌先生。
僕の隣に座ってる先生で、僕がこの学校に慣れるまでの指導係みたいな人だが…
あのおっきいメロンみたいな胸とお尻がどうしても僕を悩ませる…
「いえ…なんでもないです。あと近すぎます。」
「ふぇ〜ん。つれないわ〜。私は先生の指導係よ〜。」
わかっているがその胸を押し付けるのをやめてくれないと大変なんですからね!
「わかってますよ。ただ近すぎるって言ってるだけですよ。」
「むぅ…わかったわよ〜。いけず〜」
僕にとってはこのようにスキンシップを図ってくる人種は初めてだから対応に非常に困る。
そんなに困らせたいほど僕が嫌いなのか…
「とりあえず、今のところは困ってることはないので大丈夫ですよ。また何かあったらすぐに相談するので。」
「そればぁぁぁっかり言って〜、もぅ本当に困ったら教えるのよぉ。」
「わかってますよ。じゃあ僕は授業に行きますね。」
「はぁーい。いってらっしゃい」
全然休めない職員室であった…