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「毒聖画」




おれのからだは毒素をはらんでいて


君の身を破壊するけれど


良いよね


ゆめの先に都があるから


睡たくなったら其処へいこう


おれの芽胞が君を面や円


それも美しい繊毛のはえたやつへと


繚乱さしていけば


さびしくなどはないし


おれも赤い水を崩して直ぐ様


噴水に変わり果てる


ほら光の環をすはだかな神経にいくつも


いくつも通してやろう


山脈が生る様だろう


幹が千本も万本も毀れていく様だろう


鉛刀一割に月をくだいて


おれと君は溟いそらの


悪癘そのものと成ろう


良いよね


君の身を破壊するけれど


破瓜といえそうな烈しく靭い毒の雫の尖り


針をはらんでいるおれのからだだ


君の身を破壊するけれど


良いよね


ほら光の環をすはだかな冥闇へいくつも


いくつも刻んでやろう


おれと君は天使になり


飛翔するんだ


おれと君は毒の潭月をはらんでいる












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