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「ジュブナイル上の光と影」
僕はかげながら発光している
スクールゲートには天使がいるから
狩りとられない様かくす迄の僕の光
必要ならば容器をささげるし
教鞭をとる君はもう発光していない女
行と行のあいだに秒と白がある事
事のはじまりは空白である事
それから事は光からはじまる事
君はもう忘れているから
ひかりのなかでおもいださせよう
必要ならば容器をささげるし
ひかりのなかでわすれさせようね
スクールゲートの天使には頭が無いよ
君といっしょだね
君は頭の無い女
僕といっしょだね
僕は光の無い光
でもまあ翔ぼう
くすりならあるよ
僕はかげながら発光している
僕は君のかげのうらにいる光
事のはじまりさ
事のはじまりは光である事
はじまりの空白は恋の光
狩りとられない様かくす迄の僕の光