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風土病

アフリカのとある国の出来事だ。この国は非常に貧しい国で経済と言う物が成り立たないほど貧しい。この国の大部分を占める産業は農業だが雨量が少なく枯れ果てたこの土地で採れる農産物は数が知れてる。気温も高く衛生状態も良くなく伝染病が蔓延する事もしばしばだ。病院もあるにはあるがその存在意味をはっしてはない、薬も無く病人に対して医師の数は極端に少ない、しかしそれは仕方が無い、終始病人が運ばれ病院の中で感染をするからだ。毎日何十何百と言う人が死にその死体は処理される。処理の仕方は埋葬、火葬、放置、伝染病で死んだ人は火葬にするしかし処理する遺体が多すぎると村はずれまで持っていき放置する。放置された死体はケモノの餌になったりする物もある、だがそのままの姿で月日が経つと・・・この国はこの国に生まれた事を恨んでしまうほど人々の悲しみに包まれている。だがその悲しみは人々の対決、恨み、復讐などといった事では無く運命によるものだ。いつしか人々は共食いをする様になる。小さい者、力の弱いもの、誰も護ってくれない者、その者達は次々標的になり人々の精神状態は極限状態に達した。この国に生まれなけば、・・・ 遠い国では争いも無く人権が尊重されている、欲しい物は手に入りただ生きる以上に守らなければいけない事もある、人間は欲深い、上を見たらきりが無い。欲の周りには、対立、優越感など人よりいい暮らしがしたい、いい物が喰いたい、いい服が着たい、いい家に住みたい、これらの人よりいい思いがしたいが人間の欲を書き立てる。ただこの国での欲は、生と食、原始的な欲だがこれ以上でもこれ以下でもない。村はずれの放置された死体はその内徘徊する。ゾンビとなって。ただ生まれ食いたい時に食えず何の為に生まれたかの理由も解らず死んでいった人々、自分の生まれ育った家まで着くのにそんなに時間はかからなかった。ゾンビ達は村の中心部に寄ってきた。逃げ惑う人々と思いきや手には日本の大工さんが使うような鉋、人々はその鉋でゾンビの体を削りその削った肉を貪る、風土病この国では昔からの出来事ただ単純に食う。昔からの風土病

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― 新着の感想 ―
[一言] なんかゾッとします。 喰う側のゾンビまでも人々が喰う。 異常さというか、人の狂気というかが感じられて良いと思いました。
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