★6周年記念ウラ話
★6周年記念ウラ話
どうも。こんにちは。しらたぬきです。
拙作、楽土創世のグリモアをお読みいただきありがとうございます。
えーっと、もう連載開始から6年も経ってしまいました。
6年経ってようやく楽土創世のグリモアのタイトル回収が出来ました!!
正直、タイトル回収まで続けられるかずっと不安でした。
個人的にはタイトルをラストのほうのオチに持ってくるパターン大好きなのでこうなったんですが。
読者さん的には「あらすじと内容が違うじゃねぇかこのハゲ!!」と思ってた方もいるでしょう。
でも、これでようやくあらすじ詐欺とはおさらばです。
さて、この後、いつも通りに連載を振り返ったりしてみてもいいのですが「あぁ~、連載開始から6年も経ってしまいましたねェ……」で終わってしまいます。
もはや記念コメは明らかにマンネリかなと。
なので作品に関するちょっとしたウラ話を勝手な自己Q&A方式っぽく書いていきます。
あと、次話で読み切りの楽土創世のグリモア~おるたなてぃぶ~もくっつけておきます。
こちらは完全に本編の流れを破壊するIfストーリーなので本編とは切り離して読んでください。
(ちょっと早いクリスマス欲張りパック)
では、まとまりのない思いつきばったりのぐだぐだウラ話のほういってみよーーー!!!!
Q:盛り上がりが遅く、テンポ悪くないか?
A:プロットは出来上がってるのでその気になればエンディング一直線ルートもアリです。
でも、やっぱ何気ない日常とか、平和な生活の描写があってこそ「あぁ、あの頃は平和だったな」って思えると思うんです。
あとは世界観を細かく描写するためだけに入れてるエピソードも多々あったりするので。
まぁ単にこういうグダグダな日常モノが好きなだけなんですけど。
なんていうかもう、やりたい放題ですが、それでもなんとか完結出来ればいいかなぁと絶賛暴走中です。
今も風呂敷広げまくって着地の難易度を上げる日々ですが、ここまでやったんだから無事に着地できるよう頑張ります。
Q:登場キャラが多すぎるんじゃないか?
A:群像劇なのでしょうがない面もあるのですが、かなりの人数になってしまいました。
未だに新キャラもガシガシ出続けてますし。
作者としてはだいたい把握してますが、熱心な読者さんでないと「誰コレ?」「人間関係わかんね」って登場人物も多いハズ。
おまけに各エピソードごとに主役が変わったりしますし。
これはもう読み返してくださいとしか言いようがないですね……。
正直、これ最近ブクマした方はついてこれてるのかな? とか不安になります。
個々のエピソードが面白くて読んでみてくださるパターンだとそこらへんは問題ないんでしょうけど。
ただ、思わぬ人物が再登場、乱入してきたりするのでそれがわかると面白み大幅UPだと思います。
個人的にしぶとく登場してるMVPはアンナベリーじゃないかなと。
彼女には幸せになってほしいものです(なるとは言っていない)
Q:アシェリィのほうがファイセルより活躍してね?
A:実はファイセルくんは後輩で、初期プロットにはアシェリィとレイシェルハウトしかいなかったんです。
で、小説になろうを知った時、まっさきに「心優しい少年のスカッっとした冒険」が書きたいな!! と思って描き下ろしで誕生したのがファイセルくんです。
Chapter1で綺麗に完結したのに2が始まっておまけに主役がわかりにくいダブルヒロインに変わったので「なんじゃこら?」って人も多かったと思います。
迷走してると思われてるだろうなとか思いながら書いてたんですが、今の段階までくるとアシェリィとレイシェルハウトが生きてきてるのではないでしょうか。
章が進むとこの2人の対比は更に際立つことになります。
もちろんファイセルくんもまた主人公であるので今後に注目です。
どのキャラでも再登場する可能性があるのでお楽しみに。
Q:キャラのあだ名がわかりにくいです
A:アシェリィはいつもアシェリィアシェリィ言われてますが、本名は「アーシェリィー」です。
ウィナシュやキュワアとかには「アシェ」とすごくラフに呼ばれてることも。
これは「太郎」という名前を”た”で済まされるような暴挙ですw
シャルノワーレの本名はいつまでも言い終わらないほど長いです。
略して「シャルノワーレ」や「ノワレ」と呼ばれます。
文中ではあまり区別をつけていませんが「ノワレ」は婚約者が呼ぶための名前です(エルフ特有の文化)
慣れては来たとは言え、いきなりノワレと言われると本人も時々ドキっとするようです。
レイシェルハウトは長ったらしいこともあってか、一部の親しい者からはレイシーと呼ばれていることがあります。
だけど彼女の性格上、よっぽど親しくないとレイシー呼びは嫌がるみたいです。
レイシーについては後に詳しく触れます。
Q:登場人物の年齢は?
Chapter1で言うとファイセルくんが17歳、リーリンカが18歳、ザティスが21歳、アイネが19歳、ラーシェが19歳となっております。
Chapter1は初等科4年目の出来事なのでこの年齢から-4すると入学時の年齢になります(ザティスだけはエレメンタリィで3留しています)
ちなみにリジャントブイルでは14歳で入学した生徒たちを「14歳組」と呼び、優等生的に見られます。
一般的に15歳で受かるのが妥当とされているため、それより受かったのが1年早いためです。
ファイセルくんは早生まれの13歳で合格しているため、相当の才能を持っていると言えます。
もっとも、彼と同レベルやそれ以上の生徒も相当数いるのですが……。
アシェリィは15歳で入学。レイシェルハウトは13歳(早生まれ)で入学しています。
この時、ファイセルくんはミドル1年目で18歳なため、アシェリィとは3年、歳が違うことになります。
Q:学年別でかかる年数は?
初等科が4年、中等部が3年、研究生が2年となっております。
留年せずスムーズにいけば9年で全課程を修了することになります。
13歳で入っても22歳で卒業ということになりますね。
研究生は2年と書きましたが、2年以上在籍することも可能です。
ですが、多くのエルダーは途中からOB・OGの組織である「リジャスター」に合流して活動することが多いです。
エルダーは学問や研究に重きを置きますが、リジャスターはもっと実力主義で割と武闘派です。
学院関係者から犯罪者がでた場合、それを狩るのは彼らの役目です。
母校を愛する意識も強く、教授の補佐や演習の付き添い、パトロールなど幅広く学院運営に協力しています。
また、有事の際は駆けつけてくれることにもなっています。
Q:結局、イクセントって誰なの?
※いまさらですがここまでの本編のネタバレです。
イクセントとは仮の名で、その正体はウルラディールの屋敷から逃げ延びた次期当主のレイシェルハウト本人でした。
彼女の大切に持っているノットラント稀銀のペンタントは液状化したクラリアの一部が込められた遺品のペンダントです。
また、ペンダントにくくりつけてある木の笛も戦死したアレンダが愛用していた遺品です。
普段は変装したサユキとミナレートの目立たない裏路地のボロ家に2人で住んでいます。
当然、クラスメイトにその事実は知らされていないのですが、現在は数名が諸々の事情から彼女の正体を知っています。
この世界では例外を除いて顔は簡単に変えることができないので性別は男として振る舞ってきました。
今も、大多数のクラスメイトの前では男性ということになっています。
長いこと優雅なお嬢様暮らしをしていた彼女にとってはこの生活の変化はかなり屈辱極まりなかったようです。
ただ、元からスレた性格だったので近いタイプの他人になりすますのはあまり苦ではありませんでした。
Q:結局、今まで語られた頼国、羅国、ノットラントの関係性って何だったの?
ノットラント内戦の出来事は全部、大嘘なの?
A:そう……あなたがたはもう識る人……”ナレッジ”になってしまったのです。
歴史に残るノットラント内戦とは楽土創世のグリモア争奪戦で優位に立った陣営達のみで開かれた賢人会による完全な捏造です。
もっとも、ノットラントを舞台にした戦争があったことは自体は事実です。
それが争奪戦であるとバラしたくないので賢人会は隠蔽の歴史捏造を選びました。
楽土創世のグリモアを欲するものや勢力は多いので、彼らに存在を悟られないための捏造です。
よってこの三国の関係はもともと全て敵対関係にあったと言っていいでしょう。
Q:じゃあ東軍で華々しく活躍したアーヴェンジェとか実際はどうだったの?
A:賢人会はかなり小規模で厳選されていました。
よって、アーヴェンジェやその他の大勢はナレッジには選ばれませんでした。
ですが、楽土創世のグリモアは本当に便利で、彼女の実力はそのままに違和感の無い適当な地位と名声、そして”過去”をも与えました。
彼女の記憶自身も捏造されてしまったわけですから、自分は東部の武家に属していて内戦で活躍した程度の情報しか残っていません。
だから理解者の居ない彼女に真実を教えても「お前、頭でもおかしくなったのかい?」で終わってしまうでしょう。
ちなみに悦殺のクレイントスはリッチーのツテでだいぶ昔にナレッジになっています。
彼がレイシェルハウト達に吹き込んだ内戦の話は全て入念に作り込まれたウソであり、彼は無知な者たちを揺さぶって遊んでいたのです。
かなり趣味が悪くイヤミなヤツですね!!
Q:この世界に機械はあるの?
A:動かないガラクタは存在しますが、実用に足るものは一切ありません。
これらは地球などから飛んできたものもあるのですが、全く利用価値のないゴミ扱いをされています。
作品によってはこういうのが動き出したりしますが、本作では今後も機械は登場しません。
割とメジャーな武器である銃器も出てきません。ロボットなんてもってのほかです。
ちなみに呪文にも極力、”ガン”、”ミサイル”、”ライフル”などの単語は入れてません(多分)
「マギ・マイクとかマギ・スクリーンってお前それモロに機械だろ!!」ってものも存在しますが、そこらへんはマジックアイテムってことで。
頭にマギがくっついてる物は大抵、ご都合主義的なマジックアイテムなのです……。
いまのところ具体的な描写はありませんがこういったマジックアイテムは東部の名門「業のバンダガ」で創られることが多いです。
これは当作品があくまで魔術にこだわるところから来ています。
その割にはクラシカルな魔術はあまり使わず、ただの異能力集団になっちゃってますがそこはまぁご愛嬌ということで……。
個人的に剣と魔法の世界VS機械兵器は好きじゃないんですよ(おるたなてぃぶ? 知らんな)
Q:コンセントレーション、メディテーション、エンチャントとか意味不明
A:それぞれ集中、瞑想、魔法をかけるの英単語です。
基本的には英語をベースにしていています。あんま無茶な読みは入れないようにしてます。多分。
妖精+憑依の妖憑とかかなりアヤシいですが。
あ~、でも連載当時は頭が固かったので肉体エンチャントを連呼してた気がします。
最近は肉体強化で落ち着いています。
Q:呪文についてのこだわりは?
A:英語を変な形にいじってます。
例えばレイシェルハウトの得意な回避呪文「ウィン・ダ・ボイド」
これはwind(風)・avoid(避ける)でウィン・ダ・ボイドみたいな感じです。
跳躍魔法「ホップ・ホッパー・ホッペスト」とかもうむちゃくちゃですね。中学英語か。
個人的にはありがちな呪文名ってのがすごく嫌いなので「ファイヤーアロー」とか「サンダーボルト」とかに全く面白みを感じません。
いい感じで中二病をこじらせてますね。ええ。
同じ呪文を何度も必殺技に使うパターンも馬鹿の一つ覚えになりがちで好きじゃないです。
よって、自分では把握しきれないほど呪文数は増えてしまいました。
ほじくり返すのがめんどくさいから更に新呪文が増えるという……。
「オージェンタイン・スコール」とか「エクスキューショナーズ・ハンズ」とかお気に入りはあるんですけどね。
あ、でもアシェリィの幻魔は使い捨てしないようにしてます。割と。
それと、幻魔の召喚は基本的に色を示す単語が入るのにお気づきだったでしょうか?
ちなみにウルラディール剣技に関しては響きの良さげなカタカナをくっつけただけだったりします。
~~のクランスリカッツとか意味は全く無いです。
Q:技名に関しては?
A:こっちは某人気RPGシリーズの影響を多大に受けています。魔じ◯剣!!
あ、あと死者を操る死霊使ですが、造語のつもりで使ってたら脳裏に残っていた「俺は悪くねぇゲーム」の某鬼畜大佐の二つ名と全く同じでした。
これはパクったというより完全に事故です。勘弁してください(苦しい言い訳)
パルフィーの月日輪廻とかは差別化出来ていて朝昼夕をイメージする単語を入れるようにしています。
Q:幻魔に関して
A:某ゲームで言う召喚獣なのですが、概念とかコンセプトが違うので独自の幻魔と定義しています。
テーマのひとつとして選んでいるだけあってそれなりに設定は練ってあります。
人間の精神力と引き換えに契約を行って現界に召喚するとか、血盟に属しているとか、属性間での衝突などなど。
契約手段も和解だけではなく、交渉、果ては脅迫まであったりします。
ちなみに彼らは痛みは感じませんがダメージ限界を超えると幻気体という紫色の気体になって散ってしまいます。
Q:リヴァイ部~私の薔薇色? 青春恋愛浪漫譚~はエタったの?
A:なにそれ? そっちを読んでくださってる人いるのかなってレベルですがw
一度、墓場に葬ったはずのプロットを掘り返してきたのが当作です。
女子部活モノ青春学園コメディ的な何かです。
結論から言うとエタってはいません。
最近、超ひさしぶりにアップしました。
楽土創世のグリモアは重い話も多くて書いてて気が滅入ることもあるのですが、リヴァイ部は楽しんでやってます。
まぁ、スベってるかどうかと聞かれたらスベってる自覚はありますけど……。
せっかく書いてるんだから読んでほしいような、そーでもないような。
とりあえず今は保留ですね。設定とかは嫌いじゃないのでそのうち。そのうち。
更新頻度はご覧の通りですが、エタらないようにしたいと思います。
ただ、2作品描くと明らかにパワー不足なのでリヴァイ部はまれにですかね。
ん~、自分でQを書いてるからか、ネタ切れ。ここらへんでお開きにしましょうか。
すいません。すっごく、グダってしまいました(予防線)
もし何か疑問があれば感想にでもお書きください。モロネタバレ以外なら回答したいと思います。
さて、最後に重要な今後の展開についてです。
今後は人を選ぶ&めちゃくちゃハード路線で荒れる予定なのである程度、覚悟を持って読み進めることをオススメします。
そりゃあ戦になったら人は死にますよ。
Chapter7ではどんな展開になるのか……まだこの章はしばらく続きますが、この先もお付き合いくださると幸いです。
長編小説を読むというのはパワーと時間が要ることだと思いますが、それでも読んでくださってる読者様方、本当にありがとうございます!!
Thank you for reading 6th anniversary!!




