★三周年記念コメント
こんにちは。拙作「楽土創世のグリモア」をお読みくださって、ありがとうございます。
普段、あまり作者コメントというものをしないのですが、3周年という事で記念に書いておこうかと思います。
初投稿は3年前の今日だったのですが、実際にはその前の9月ごろから執筆は開始していました。
Chapter2までは一章分を丸々、書き終えてから日刊で更新する形でした。
ただ、これだと続きがいつになるかわからないということもありまして、Chapter3からは週刊へと移行したのです。
読み心地の良い、冒険活劇を書こう! と思い立ったのが始まりです。
それまで戯れに文章を書いたりしましたが、本格的な小説は当作が初めてでした。
最初は本当に右も左もわからず「これ、本当に小説になってるのかな?」と疑問に思うばかりでした。
当時は読んでくれる方も少なく、更に不安感は増すばかりでした。
そんな矢先、エリュシオンノベルコンテスト(なろうコン)の一次選考に通ったのです。
とにかく驚きましたが、それと同時に自分の作品が小説として通用するのだと背中を押してもらえた出来事でした。
最近はサッパリですが、今もこの結果は自分の中で生きていて、今のベースとなっている感があります。
さて、本編の話をしましょう。
Chapter1は誰が読んでもスカッっとした気分で終わるような作風を強く意識しました。
ただ、大団円だったのはあくまでファイセルの周りの話であって、他の地域や国ではシビアな現実が待っています。
Chapter2ではそこの落差を強くつけるつもりで書きました。
こちらのほうが自分本来の作風に近かったのでノリノリでやりやすかったです。
この小説の元々の構想はこの章のダブルヒロインからで、1章はプロローグ、2章からが本編といった感じです。
ファイセルが旅した世界の上にアーシェリィーとレイシェルハウトを歩かせたわけです。
二人の話の間には二年の時間差があり、おまけに数話おきで視点が変わるという非常にわかりにくい展開となっています。
これはもうちょっとわかりやすくできればよかったかなと思います。
ただ、生まれ、身分、境遇、能力、場所などが全く違う二人の少女の話が交互に進行することには意味があります。
もうちょっと話が進めばどうしてこの形でこの章があるのかがわかるかもしれません。
Chapter2は今よりもかなり拙い文章ですが、気になった方は是非読み返してみてください。
悦殺のクレイントスとか泥儡のアーヴェンジェとかなにげに気に入ってたり
Chapter3は1の明るい冒険活劇に回帰しつつ、厳しい現実も盛り込んだ章でした。
結構幅広くいろいろな出来事や場所を書ききることが出来たかと思います。
旅先の特徴や、幻魔の設定や能力を考えるのが楽しくもあり、悩ましくもあり。
あとは1章でちょい役で出てきたピンクの人を活躍させたりしました。
自分の考える群像劇ってこういう感じなので、今後もどっかで見たことある人が出てくるかもしれません。
そして現在連載中のChapter4ですが、学院でのお話になります。
今までチラチラと描写していましたが、本格的なリジャントブイル学院生活はこの章で語られることになります。
学園モノをテーマにしつつ、4章まで取り上げないというw
読み続けてくれている方には「おっ!?」と思う登場人物がいるかもしれません。
それはこれから先のお楽しみです。
さて、長くなりましたが今後の話をして締めます。
一時期は迷走したり、モチベーションが下がって更新が止まることもありました。
ランキングの数値なんか見たりすると誰も自分の小説なんて読んでないんじゃないかと思ったのです。
でも今はちゃんと読んでくれている方々がいることにとても感謝しています。
そんな自分に何が出来るか。それはその時その時のベストを尽くし、物語を完結させることだと思っています。
長編作品の風呂敷をたたむのは現実でも、ネットでも非常に難しいものだと思います(エタるってやつですね)
だからこそ、その難しいところに挑んでいく事に今はやりがいを見出しています。
ですので、よっぽどの事がない限りは連載を続けていくつもりです。
まぁ生みの苦しみこそあるものの、基本的には楽しんで書いてるのでそこらへんの問題はないんですけどね。
以上で3周年記念のコメントを終わりにしようと思います。お付き合い下さりありがとうございました。
これから先の展開をお楽しみに!
byしらたぬき




