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両片想い

作者: sakura

君のに映っているのは、誰ですか?


きっと、私じゃない…。

だけど、最近…君からの視線を感じる。

思わず、振り返ろうとするけど、

目が合うと、私の心臓が持たないから

振り向けません…。

どんなに辛くても、苦しくても、

君が私を見ていなくても…

この気持ちは、誰にも負けません。

というか、譲りたくないです。

君は、どんな景色を見て、どんな日常を過ごしているのですか?

私が知っていい事では、ないことも分かっています。

でも、知りたいのです。君の全てを…。

私の想いにキミは、気づいてくれていますか?




お前の好きな人って、誰なんだ―


気づかない内に、お前のこと

目で追ってる自分がいた。

視線を「パッ」と逸らすけど、そんな時間も愛おしい。

なんて…

最近の俺は、ホントどうかしている…。

たった一人の表情で、一日の俺が決まる。

あいつが、笑っていれば

俺もおかしいくらい、優しくなってる。

もし、笑わずに不安でいっぱいの顔をお前がしていたら

俺は…笑えない。

気づいたら、頭の中を占領されている…。

お前が、笑顔でいれば

俺もそれでいい。

お前は……俺の気持ちにいつ気づいてくれる?






君の気持ちが分かればいいのに…


「今日の放課後、図書室で待ってる。」

ちっちゃいメモは、君からでした。

話したこともないような、私がなぜ呼ばれるのだろう?

君もまさか、私と同じように思ってくれてる?

……違うよね、はは……

そうであってほしい。これは、君に知られてはいけない想いだから…

だけど、私と同じであってほしいと思わずには、いられない。

どうすればいいのか分からずに、ついに「放課後の図書室」へ

いつも誰もいない、静かな空気…。私は、この空気が好き。

でも、今日は違う。静かなのに不思議な空気が流れてる…

ぞれでも、この空気、私、好きなんだ。こんなに落ち着くから……

それは、大好きな君がいたからです。





お前の気持ちは誰にある?


こんな手紙、書くことになるなんて思ってもいなかった…

素直に書けば良かったと、今さら思った。

自分から、言わなければならない…

「好きだ」って。

でも、あいつには好きな奴がいる。

一体、誰なんだ? 俺だったら…

なんて、ある訳ないかっ。あはは………

誰を思っていても、俺はお前だけを見ている。

これは、俺と俺の心との約束だ。

だから、絶対に来てくれ…

放課後―――

お前は、ちゃんと来た。

ああ、そんな可愛い顔しないでくれ…

俺が壊れそうだ。

今まで、言えなかった言葉。今、伝えよう。

「…ずっと前から、お前の事が好きだった…」





ホントに永遠という時間はないのでしょうか?


私は、あると思います…

というか、今がきっと、永遠の時間

君の言葉を頭の中で、

2周、3周、4周…させているうちにやっと分かりました。

君が私を好きだと言ってくれた事に…

え、で、でも、待ってください!! 私…気になっていることが

「…あの、ずっとっていつから?…」

ああ、もう! こんな事じゃないのに! 私、何言ってんの?!

パッと顔をあげた君は、真っ赤になっていて…。

(ま、まさか!! まずいこと聞いちゃった??)

「…え、えーと、なんかごめん!」

その、えーと、ど、どうすればいいの? こんなの初めてだから…

もう、正直に言おう… 私の気持ち…… 届いて…………!!





こんなに幸せな時間ってあるんだな


「わ、私も好きです…」

震える声でそう答えた、お前。

すっげー嬉しいはずなのに、不安が襲う。

「お前さ、その、あの、す、好きな奴いたんだろ?」

そんなこと、聞かなくても分かってる。

でも、答えてほしいんだ。

「ここにきて、それ聞くの?…… 意地悪 ……」

え?って、あはは…

「なんで笑うの!?」

お前って、そんな表情もすんだな… 

初めて見たよ。

全て俺に見せてくれ…。

お前の表情も、かわいい所も全て…

俺の全てを捧げんのは…

これから、お前だけだ。

嬉しい時も、悲しい時も、ずっと傍にいるからよ

お前は、ずっと笑っとけよ?




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― 新着の感想 ―
[一言] 面白い!!!すごいです!!
[良い点] 君とお前と分けられていて、いいです。 [一言] また面白い話、書いて下さい❤
[良い点] 話をする人が頻繁に切り替わっていましたが、とてもスムーズに読めました。 [気になる点] 「あはは……」が男女ともに多いな、と思いました。 [一言] この小説好きです。
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