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片思い  作者: WAIai
2/4

【2】

それから2人は毎日電話する仲となった。

「もしもし」

みなみが居るのは、同じ県人が集まった学生アパートだった。1人部屋なので、好きなように使ってよかった。

「もしもし」

国広の声に胸が押しつぶされそうになる。バイト先に毎日行くわけにはいかなかった。大学生の身では節約しないといけないので、みなみもスーパーでバイトしていた。主に野菜を袋につめたり、店頭に並べたりするのが仕事だった。

「あの…!!」

「何?」

「ー今度、海へ行こう」

耳触りの良い声で言われ、更に胸が苦しくなる。電話を切りたくなくなるのだった。

「OK…です」

恥ずかしそうに答える。今から水着はどうしようかとか想像が楽しくなる。

「楽しみにしている」

「うん、私も」

2人は息のあったようにフフと笑う。恋人同士だけが知る、心地よい一時だった。

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