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03


 夕食は、和風とエスニックがコラボったような不思議なお料理でした。


 流石はツェリアさん、新しい食材を見事に使いこなすのはもちろん、


 ジオーネ料理を参考にお得意のタリシュネイア料理を見事に昇華。



 ひと言で言うと、美味い!



『これが孔明の罠……』


 あー、チミコさんがまた食べ過ぎて飛行不能妖精に。


 でも、これは致し方無し、ですな。


 俺も今日は食べ過ぎて動けないですし。



「恥ずかしいです……」


 ツェリアさんも、ですか。


 ゆっくり食休みして、みんなでお片付けしましょ。



『そのあと、みんなでお風呂!』


 はいはい、この前みたいに桶の中で寝ちゃって溺れないでね。




 ---




 お風呂上がりのまったりお話しタイム。


 今晩の議題は、明日の行動予定。



「この催し、参加してみたいです」


 どれどれ、チラシを拝見。




『第一回ジオーネお料理コンテスト』


 食の宝石箱ジオーネで新たなお料理コンテストが開催!


 参加者の資格・制限は一切ナシのバトルロイヤル!


 飛び入り・武者修行も大歓迎!


 腕自慢の皆さま、奮ってご参加ください!



 ※ "平和の館"お料理セミナーの講師の先生も参加予定です




 ほう、バトルロイヤルちっくお料理コンテスト。


 ツェリアさんが楽しんできてくれれば良いのですが、


 セミナー講師の先生まで参加とは、


 マジのガチ勝負ってことでしょうな。



『ジェノサイドしちゃえ!』


 ……本当にジェノサイドが大好きなんですね、チミコさん。



 ツェリアさんは勝負うんぬんよりも、


 お料理を楽しんできてくださいね。



「はいっ」



『試食部門にエントリー!』



 おふたりとも、頑張れ。



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