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願い。

作者: ぎぎ

なぜだろう

世の中には

理不尽が満ちていて

声をあげる事の出来ない

ただただ優しい人

いっそ臆病といえる人ほど

涙をこらえている


泣くことすら許されず

無自覚に虐げられる

「さっさと逃げればいい」と言われても

麻痺した心には何も響かず

長い長い間にじわじわと

呪詛のごとき言の葉が

積み重なって折り重なって

雁字搦めに自縄自縛

何処へも一歩足りとも

踏み出せやしない

長い長い闇を抱える人生も

あるのだよ?

光に満ちた人生を

順風満帆に歩んだ人には

わかりやしない


でもね……。

あなたの星を捨てないで欲しい

つらいつらい暗い道ゆきでも

いつかいつか出会う星の巡り

求める事はやめないで


あなたに、今つらいあなたに

星の巡りがあらんことを……。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 長い長い闇を抱えていると、自分が何と闘って、歯を食いしばって、ここに立っているのか。 分からなくなるときがあります。 人を恨みたくなくて、結局、責任を探しては、責めるべくは自分に行き着き…
[良い点] 今 つらいあなたに 星の巡りがあらんことを 心にジーンと響きました。 心に蓋をして何も感じないようにしてしまう。 そんな時もあります。 とても優しいぎぎ様からの素敵な作品を読めて嬉し…
[良い点] なんて優しい詩なのでしょう。 優しいと入力するつもりが、何度入力しても『野菜い』になったのは内緒です。
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