19話 突撃!ホイップの森
ブレイド達は、クリームタウンを西に向かって出て、ホイップの森にやってきた。
「ここがホイップの森。とりあえず、この地図の通りに進めばいいらしいが・・・」
「間違った道に進まなければいいのよね」
「そうだね。後はクリームタウンの人達がどこに居るかだけど・・・」
思い当たるとしたら、明らかに怪しい塔が建っている。
そこに居るのでは?
「ねえ、トイ。あの塔は?」
「あれ?あんな塔、この森にあったかな?」
「以前、オレ達が冒険した時にもあんな塔無かったと思うが・・・」
その後、誰かが人為的に誰かが建てたものだろうか。
とは言え、何なんだろうな、この塔は。
「とりあえず、近づいてみるか」
ブレイドは塔の前まで行ってみた。
改めて見ると、かなりの高さがありそうだ。
入り口付近には人だかりが見える。
「あ!クリームタウンの人たちだよ」
何かを運んでいる。
奴隷みたいに働かされているのか。
「酷いわね・・・」
「どうする、ブレイド。助けたいところだけど無策だよ」
「ああ、無策で行こうなんて、流石に考えねえよ。一旦戻るぞ。作戦を考える」
ブレイド達は引き返した。
「ありゃ、かなり警備が厳しそうだな」
「そうね。どうしよう?」
「ブレイド、クレイン、誰かいるみたいだ」
3人が振り返ると、武器を持った人達が数人立っていた。
「しまった、見つかったか!?」
「い、いえ、我々は怪しい者ではありません」
「ルーノ、この人達、クリームタウンの人達だよ」
話を聞くに、彼らはクリームタウンの木こりで、
森で仕事をしていて、偶然クリームタウンの襲撃から逃れたのだ。
彼らが持ってる武器は伐採用のものだ。
彼らを見て、ブレイドは何かを思いついた。
「ここは、大胆に行くか」
「大胆に?」
ブレイド達は、クリームタウンの木こりを連れて行き、再び塔の周辺にやってきた。
「おい、ブレイド。これ、ホントに大丈夫か?」
「やるしかない。どうせ、他に策は無いからな」
「はあ・・・仕方ないわね。策がうまく行きますように!」
「よし、全員で突撃だ!」
「「うおーーーー!」」
これに対して予想外の攻撃方法を受けて敵側は怯んでいた。
ブレイド達が出会った木こりは数十人単位だった。
「まあ、結局は数の暴力って奴だよね」
その通りだった。
全員でかかれば怖く無いということだ。
「全員、退避だー!」
「あいつら、塔の中に逃げていくぞ」
「よし、攻め方、行くぞ!」
ブレイド達の進撃が始まった。
塔の中では、ちょっとした騒ぎになっていた。
「ボス、大変です。クリームタウンの奴らが反乱を起こしました。その中にはブレイド達もいるそうです」
「ブレイド達がここまでやってきましたか。相手にしないといけませんね。」
「ボス自らですか?」
「もちろん、作戦を優先しますよ。君たちはこれをソードマン様に届けてください」
「これは・・・」
「あの方が、力を得るために必要なものです。いいですね?」
「はっ」
塔の中に入ったブレイド達の攻撃は続いていた。
ルーノは敵からある情報を得ていた。
「ブレイド、村の人が捕えられてる場所が分かった。トイを連れて助けに行く。ここのボスは最上階にいるみたいだ。クレインと任せた」
「分かった、そっちは俺たちに任せろ」
「ええ、ルーノ、トイ君も気をつけて」
ブレイドとクレインは塔の頂上への階段に向かった。
「この先に、この森を占拠してる奴が居る。どんな奴だろうな」
扉の前に着いた。特に罠もなさそうな感じだ。
「行くぞ、クレイン」
「ええ、分かったわ」
扉の先に居たのは、ブレイドがよく知る人物だった。
「やあ、クリーム平原で会って以来かな?」
「まさか、スザク、お前がここに居るとはな」
「うそ、スザク君!?」
「ソードマン側にいる以上、倒して目を覚まさせてやるぜ」
ブレイド、クレインとスザクの激突。
この戦いをブレイド達は制する事ができるのか?




