17話 ポーロ!情報は鮮度が命
クレインのお爺さんがいるクロケロ村に着いた4人。
ビール川から半日ほど歩いた所にクロケロ湖がある。
そこにあるクロケロ村。ブレイド達は目的地に着いた。
「やれやれ、やっと着いたな」
「まずはお爺ちゃんの所に行こう」
4人はクレインの祖父のポーロがいる新聞社に向かった。
流石、サン大陸一番大手の新聞社。まず、建物が大きい。
ここの会長にいきなり会えるものだろうか。
「クレインです。会長に会いたいのですが」
「クレイン様!?分かりました。少々お待ちください」
そんな受付の様子を見たブレイドは
(意外と何とかなりそうだな)
と思った。
その後、受付の人に連れられて、ポーロがいる部屋まで案内された。
中に居たのは、小柄でありながら、しかし偉大そうなオーラが出ている。
この人がポーロ・プライドだ。
「久しぶりじゃな、クレインちゃん。ブレイドちゃん達も元気だったか?」
「お爺ちゃん。お久しぶりです」
「うむ、久しぶりじゃの。新しい仲間もいるのか」
「オレッチはクロキといいやす」
「クロキちゃんじゃな。よろしくの」
そして、ポーロは本題に入ると同時に表情を変えた。
ONとOFFの切り替えがしっかりした人だ。
「さて、そろそろ本題に入るか、ソードマンが復活したようじゃな」
「流石、新聞社の会長。もうご存知なんですね」
「ワシはあらゆる所に調査員を送っているからのぉ。この大陸の情報はすぐに集まるのじゃよ」
「では、星の国からスターストーンが盗まれたことは?」
「ある程度推測はできる。奴はスターライトの一族。かつも、スターストーンを使って悪事を働いた歴史が残っている」
「ちなみに、今のソードマンにはスターストーンを扱えないらしい。だからかけらにして部下に守らせているそうだ」
「なんと、ブレイドちゃん、それは本当か!?」
「この、スターブレードを手に入れた時に聞こえた声がそう言ってた」
「なんと、お主、伝説の剣、スターブレードを手に入れてたのか」
「ああ。しかし、完全な力を引き出すにはスターストーンが必要らしい」
「つまり、奴はスターブレードの力を恐れて使えないスターストーンをバラバラにした。そういう事じゃな」
「それで、お爺ちゃんに相談なんだけど、最近、未知の軍団によるトラブル起きてない?そこにきっとソードマンの配下の奴らがいると思うんだけど」
「なるほど、それでワシを頼ってきたのじゃな。そういう事なら、これをお前さん達に渡そう」
ポーロがブレイドに渡したのはタブレット端末だ。
「これは、ワシが派遣している調査員から得た情報を大陸地図に記載したアプリじゃ。リアルタイムで更新する。これを使えばある程度はヒントになるかもしれんな」
「こんな、便利そうなものいいの?」
「構わん。代わりに、このアプリは試験的に運用しているものでな、使い心地を定期的に教えて欲しいんじゃ」
「うん、分かった。ありがとうお爺ちゃん」
ピピピ・・・
早速、地図アプリに反応が
「早速、反応があったみたいじゃな。この場所は・・・クリームタウンじゃな。そこに未知の軍団が出たと」
「クリームタウン!?」
クロケロ村からカラーズを経由して更に南に向かった村。
ブレイド達も一度、訪れた事がある。
「ブレイド、どうする?」
「決まってる。そこにソードマンの手下がいるなら、やっつけるまで」
「まあ、聞くまでもなかったね」
ルーノ達もクリームタウンに向かう事に異議は無いようだ。
「ちょっと待った」
意外にも待ったをかけたのはポーロだった。
「クロキちゃん、君は残りなさい」
「え!?どうしてッスか?」
「今のままでは悪いが足手まといと見た。これから起きる戦いに素人を巻き込む訳にはいかん。少し、修行していきなさい」
クレインが頭を抱えた。
「あちゃー・・・お爺ちゃんの悪い癖が出た・・・鍛え甲斐ある人を見ると鍛えたくなってしまうのよ・・・」
なんちゅう癖だ。
「そうかもしれないッス・・・。さっきのマラッカの戦いでも役に立たなかったッス。やっぱり仲間を助けれるくらい力をつけたい」
「クロキ・・・」
凄く純粋な子だな・・・
「クロキがそう言うなら・・・」
「うん、ブレイドさん、皆さん。この世界に平和を頼むッス」
「おう!任せておけ!」
そして、3人はクロキを残してクリームタウンに向かう事となった。
「ポーロさん、色々助かった」
「うむ、ブレイドちゃん、皆んな、頑張るんじゃぞ」
別れの挨拶を済ませて、ブレイド達3人はクリームタウンへ向かった。
果たして、そこではどのような戦いが待ち受けているのか。




