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敗北から始まる!ブレイドの冒険物語  作者: 旅立 マス
3章 クロケロ地方
19/28

16話 再対決!マラッカ再び

ビール川でクロキと出会う。

更に、ブレイドの居場所を知ったマラッカが現れた!

「おっと、お前達の旅はここまでだ」

「あ、あいつは!」

「あいつッス。カラーズを襲ったマラッカという男は」

「なに!?」

「ていうか、何でここに・・・?」

「ソードマン軍に反抗するブレイド一味。今じゃお前達は我が軍で有名人だ。お前達がこの辺りにいると情報を得て来てみたらビンゴだ。お前達を倒して手柄を上げさせてもらうぜ」

「敵の方からやってきてくれるなんて、飛んで火に入る何とやらね」

「おい、クレイン・・・」

クレインの一言でマラッカはブルブルと体を震わせた。

「どうやら、怒りで攻撃力が上がったみたいだな。お前達、絶対に倒す」

マラッカがブレイド達の方に向かってくる。

「させるかよ」

ブレイドがスターブレードでマラッカの攻撃を防いだ。

「ほお、それがスターブレードか。成程。厄介な武器だな」

マラッカがブーメランを出す。

「こいつでも喰らえ!」

マラッカがブーメランを投げた。当然、戻ってきた。

全員、間一髪で回避した。

「大丈夫か?まさか、武器を使ってくるとは・・・」

「まさか、あんな武器を隠していたとはね。

ブレイド、あれはかなり厄介だよ。一回の攻撃で2回注意しないと」

「分かってる。どう対処したものか・・・」

「大丈夫よ。ここは私が」

「無駄だ。この攻撃の対処ができるならやってみるがいい」

「別に攻撃の対処は必要ないわ」

そう言うと、クレインが指をパチンとした。

すると、マラッカの動きが止まった。

「う、動けない・・・なんだこの技は・・・」

「雷属性の魔法、ラビスパーク。相手の動きを止める攻撃魔法。威力はないけど、かなり痺れるから効果は100%よ」

マラッカは動こうとしたが、動くことができない。

「バカな。そんなことが・・・」

「あまり甘く見ないことね。2人共、今がチャンスよ」

ブレイドとルーノが自分の武器で攻撃。

マラッカの急所に当たった。

ブレイド達はマラッカを倒した。

「まあ、こんなもんか」

「これが、ブレイドさん達の力ッスか・・・」

クロキは自分が苦戦した敵をこうもあっさりと倒すとは。

3人のチームワークの良さに改めて驚いた。

「さて、カラーズへ向かうか」

「驚いたね。まさかマラッカを倒すとは」

目の前に現れた人物に4人は目を疑った。

「ど、どういうことッス!?テバス、どうしてここに?」

ブレイドはすぐにこの状況を察した。

「待て。こいつもスザクと同じ雰囲気を感じる」

「流石に、アンタ達はすぐに察したか」

状況が理解できないクロキにクレインが説明した。

「彼は貴方の知ってるテバス君ではないわ。ソードマンの力で敵として操られてるんだわ」

「そ、そんな・・・」

このまま、テバスとの戦いとなるのかと思った。

「今は戦いはやめておくよ。君たちと戦ってもメリットはないからね」

「随分と甘く見られたものだな」

「戦ってみるかい?」

ブレイドは剣を構えようとした。

ルーノが止めた。

「分かったよ。今のオレが戦うと負けるってことだな」

「分かってくれて助かるよ、ブレイド」

「へえ、意外とクールじゃん。まあ、君達と本気で戦える日を楽しみにしてるよ」

そう言うと、テバスは消えていった。

「ブレイドさん、どうして戦わなかったッスか?」

「今、彼の挑発に乗っていたら、隠れている他の敵にやられていた。かなりの数、潜んでいたようだ」

「そういうこと。あのまま戦ってたら、戦えていたとしても、数で負けてた可能性があった。連戦できる程こちらの体力も残ってなかったし」

クロキは感心した。

そこまで、状況を把握していたことにスゴいと思った。

そして、クロキは決心した。

「ブレイドさん、オレッチも一緒に行きたいッス。テバスはオレッチ自身で助けたいッス」

これを拒む理由は無かった。

戦力が増えるのは大歓迎だ。

「じゃあ、一緒に行くか、クロキ」

「ありがとうッス」

クロキが仲間になった。

新たな仲間を加えて、ブレイド達はクロケロ湖を目指した。


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