表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
敗北から始まる!ブレイドの冒険物語  作者: 旅立 マス
3章 クロケロ地方
18/28

15話 クロキVSマラッカ!カラーズを守れ

ビール川でクロキと再会。

彼はなぜビール川に居たのか・・・

クロキは殺気を感じた。振り向くと後ろに男が立っている。

「ほお、オレの気配を感じるとは。気配を消して近づいたつもりだったが・・・」

「何者ッス!?」

「俺はソードマン軍のマラッカ。まあそんなのはこれから倒されるお前には関係ないだろう」

「ソードマン軍?最近、ブレイドさんの故郷かそんな名前の軍に襲われたとか」

「ほお、我々の事を知っているのか。ならば話が早い。この村は我々ソードマン軍が占拠する。先程の爆発は挨拶がわりだ」

「お前がさっきの爆発を起こしたッスか?」

「だとしたら?」

「もちろん、許さないッスよ!」

威勢よく言ったはいいが、目の前のこのマラッカと名乗る男、クロキは強そうに感じた。

正直、勝てる気がしない。

それよりも問題は、ここで倒れている人達を巻き込んでしまうかもしれない。

今、彼らを守れるのは自分しか居ない。

そんな事を考えていると・・・

「くらえ」

マラッカは不意打ちを仕掛けてくる。

「いきなり攻撃ッスか!?」

クロキは攻撃を防いだ。

格闘技を昔からやっていたので、戦う力が無い訳では無い。

不意打ちとはいえ、やはり強い。

「ほお、俺の一撃目を防ぐとはな。ただの村人という訳ではないか」

「あまり舐めてもらっちゃ困るッス。行くッスよ!」

戦いがしばらく続いた。クロキとマラッカ、戦いは五分五分だ。

戦ってて、相手の動きはある程度見極めることが出来た。

ただ、こちらが攻撃しても決定打になるものがない。

「はあ、はあ、はあ・・・」

体力の限界か・・・このままだと・・・

グサッ

すると、突然、背中に刃物が刺さったような痛みを感じた。

「なっ・・・そんな・・・」

否、刺さったようなではなく、刺さっている。

目の前の敵に集中しすぎて気づかなかった。

敵は一人ではなかったようだ。

「ちっ、余計なことを・・・もう少し戦いを楽しみたかったが・・・」

「クロキ!」

リクの声が聞こえた。だが、クロキの目の前が真っ暗となった。

その後、どういう経緯なのか分からず、ビール川に放り込まれて、流されているところクラフトに助けられたようだ。


「って訳なんだッス」

「カラーズにソードマンの手下が・・・」

「着々と侵略範囲を広げている訳ね。それにしても酷いわ」

「それでクロキ。カラーズの人達は・・・」

「分からねえッス。どうなったのか・・・」

考えられるのは、ブレイドの仲間と同様、ソードマン軍にさらわれたか。

あまりポジティブな考えは無さそうだ。

「とにかく、クロケロ湖の次の目的地はカラーズの村だな」

「ブレイドさん・・・ありがとうッス!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ