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幼馴染のツンツンな委員長が、異世界では俺にデレデレなんです  作者: 松林ゆきひろ
俺と真由美の俺的に残念ではない学園生活
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なぜなにあやめ先生 1

「キター!」

「ヒューヒュー」

「待ってましたー」

「インタビューです、結婚式の日取りはいつ?」

「子供は何人?」

「ちょっと男子ー、やめなさいよー」


 うん。こうなると思った。


 何か昔っから俺、特に悪い事したわけでもないのに地味だとか陰キャだとかオタクだとかキモいとか、そーゆー悪評がどっからか湧いて出るんだよね時たま。中学に入っておさまったのに、最近またポツポツ出るんだよ。


 それが今回、同級生女子2人を暴漢から助け出したヒーローに大変身、一躍クラスの人気者に! って期待してたのにさ。実際には犯人の車や電柱や学校の塀やらで死角になってて、何と俺の活躍を誰も見てなかったらしいんだ。


 事なかれ主義の校長と来たら、これ幸いと生徒には今回の件は暴走族による交通事故だー、みたいに説明したらしい。寝てたから知らんけど。


 結果的にみんなの興味は事件より俺と真由美のキス写真に向くワケで。げっ、黒板にデッカイ♡、その中には唇を突き出してチューする男の子と女の子のイラスト。誰だよホントにもう、からかうなよなー。


「は〜い、席について〜」

 俺は黒板消しを掴んで消そうとしたんだけど、綾女(あやめ)先生はそれをパッと取り上げて俺達を席の方に促した。


「早く消して下さいよ恥ずかしい」

「あら、結構カワイく描けてるじゃない? 消すのは勿体無いわよ〜」

 畜生め。普段なら目を三角にしてクソ真面目にみんなの暴走を叱り飛ばす真由美は顔を真っ赤にしてうつむいてるし… 綾女(あやめ)先生の付き添いの田中先生も事件の事後処理で、どっか行きっぱなし。


「さあ自習はここまで。数学の授業を始めますよ〜」

「せんせーい! それよりこの事件の調査が先だと思いまーす」

「お固い委員長がこんな事するなんて、ねー」

 真由美はいつも上から目線で固い事言ってみんなをたしなめてるからなー。だからこーゆー時に逆襲されるんだぞ。

「そうねー。もう時間足りないし田中先生もいないから… 科学捜査で事件の真相でも追求してみる?」

「やったー!」


 やったー(棒)

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