表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/864

勇者ケント捕獲作戦9

「よっしゃーーー!」

 マユミの蹴りが入った所にオレの鷹爪脚(ようそうきゃく)! 空中ですかさず指示!

「ケントが固まった!カティー、さっき教えた蹴り!」

「あっ、あうあう… 百裂脚… やぁ!やぁ!ややぁ!やぁ!」

 ケントの目から星が出て頭の上をクルクル回った。

「決まったー!」


「あわわわわわーーーーっ」

 ひゅーーーーーーゴチーン

「きゅう」

 オレの着地と同時にポンコツ真由美がケントの頭に落ちやがった。

「今のは余計だ! かなりHP減ったぞシューって!」

「大丈夫! ケンちゃん息してる!」

「本体真由美、ステータスを確認して下さい」眼鏡クイッ

「わかってる… ここ押して… ここを… こう… あっ、やっぱり駄目! 昨日イジれた時はパラメーター値の背景表示が水色だったけど今日は灰色。タップしても何も出ない!」

「やむを得ません。現時刻をもってプランAは破棄。プランBを発動します」眼鏡キラーン


「何だソリャ わぷっ」

 マユミの髪がまた緑に。 あたりのシロツメクサからマユミ似の顔で頭に花を載せた小さい花の精霊達が無数にわいて。 わっせわっせと掛け声を合わせて地面に這うツルを引っ張り… 渦を巻くように2人を包み込む。出来たのは背丈より高い尖ったシロツメクサの柱!


「何のつもりだ!」

 白い可憐な花を無数に付けた柱を力任せに斜めに薙ぎ払うと… 柱はファサッと軽い音を立てて地面に崩れ、その中はカラッポになっていた。

「どこいった!」

「ケント兄ちゃんとマユミ、穴に落ちちゃった?」

「穴なんかネエ。転移魔法か。昨日レベルアップして覚えた? 低レベル転移魔法の行き先は近場の宿屋… 子猫亭か!」



「いつもの部屋。成功です本体真由美。回復アイテムの入ったポーチを勇者ケントの腰から外してベッドの下へ。OK。あとは貴女(あなた)が彼を賢者モードに導くのです。さあ、気絶解除コマンドを。左乳首を下、右下、右、と同時に右乳首を押して下さい」

「はどーけん」

「きゃあっ」

「壁に穴が開いちまったじゃねーか。違う違う。左乳首を右、下、右下、同時に右乳首を押せ」

「しょーりゅーけん」

 わっ、ケンちゃん足をピンってして右手で枕を吹っ飛ばしちゃった。

「寝てたからいいものの、立ってたら天井に刺さってますよ」眼鏡クイッ

「ストーカー真由美も違ってるよ。下、左下、左、おヘソポチっじゃなかった?」

「匂いフェチ真由美も違う〜 下、右下、右、下、右下、右で右乳首よ〜」

 みんな違う。上上下下左右左右、B、A、STARTよ!

「あーーもーーわかんなーい!」

 ガチャガチャガチャガチャガチャポチポチポチポチポチ

「ああっ!本体真由美!そんなデタラメに押したら何が起きるか…」

「あっ、ケンちゃんの乳首ちょっと固くなった」

「そういう情報はどうでもいいです」

「あ… 真由美?」

「ケンちゃん、目が覚めた!」

「真由美!」

「あんっ」

 そ… そんなに激しく組み敷かれたら私… 私…

「ゴメン、俺どうかしてた。俺が本当に好きなのは真由美だけだ」

「いいよ… こっちに来て最初の日に好きって言ってくれた時に… 心の準備は出来てるから…」

 ケンちゃんが私に被さってきた… 今日から私達、本当の恋人同士ね…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ