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勇者ケント捕獲作戦6

「こっ、こうかしら? 精霊達、力を貸して!」

 あっ、枝葉の影や草むらから小さな精霊がいっぱい… こんなにいたなんて。

「見ろ、村に行く道の精霊だけ様子が違うぞ」

 ヤオチュの言う通りよ。目がハートになってる。

「スンスン、頭の上の花や草冠の香りも強くなってるね」

「何か顔付きまで俺達に似てねーか?」

「通りがかった魅力999勇者ケントに魅惑されてますね。それで私達と同じように本体真由美とシンクロしています」眼鏡クイッ

「みんな〜 ケンちゃんはどっち〜」

「あっちよ」「あっち」「あっちー」

「よし!これで追えるね」

「待って… マユミ」

「カティー?」

「あの… あのあの… 私も何か出来ないかな… みんなケント兄ちゃんのために頑張ってるのに… 私だけ何もしてないよ…」

「ふむ。そう言えばさっきの気絶作戦ですが問題が。エロドリアード真由美は意外とハイレベルです。デッキに組んだままだと攻撃力が上がり過ぎて気絶にとどまらず勇者ケントを殺害するかも」

「攻撃力を確認するには実際にモンスターと戦闘してHP削り量を見るのが一番だが、んな時間ねーぞ」

「ヤオチュの言う通り。そこで追跡の間はエロドリアード真由美をデッキに配置。発見次第カティーと入れ替えて低攻撃値で気絶値だけ与える、勇者ケントが気絶したら元のデッキに戻す。コレで行きましょう」

「カティーは村人なのにデッキに配置出来るのか?」

「先生も職業『村人』だったしイケるかも。とりあえずポンコツ真由美と入れ替えて…」

 ちょっと!なんでオリジナルのわ

「出来た!」

「コリャ驚いた!酒場娘を戦闘デッキに配置出来るたぁな」

「胸に▼マークが出てますね」眼鏡クイッ

「え〜い、ポチ〜」

「ウインドウ出た!」


【職業】奴隷

【経験値】0

【レベル】1

【HP】1

【MP】1

【攻撃力】1

【守備力】1


「こりゃ傑作だ。デッキに組んだら勇者の証の絶対防御は効かねーから当たり判定は立つ。HP削り量は1だが気絶値は攻撃力関係なく当たり判定の回数分入るぞ」

「それではさっきの作戦は承認ですね」眼鏡クイッ

「とりあえずポンコツ真由美に戻すね」

 たしを外すのよ! ってアレ? カティー何イジけてるの?

「えっ… 私のパラメーター… 低すぎ?」

「だがそれがいい、つってんだろ! 行くぞーーーっ!」

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