海の王 3
「威勢が良いな。ワシが誰か知っての狼藉か」
「フッ… 当然だろ。テメーの情報は全て把握してるぜ!俺を誰だと思ってる?冥王をブッ殺しに行く勇者様だ!」
えーっと今思い出してるからチョット待ってね。ポセイドンて言ったら確か海の神様だよね。漁協に冬のポセイドン祭りのポスターがあったっけな。
髪とモミアゲとヒゲが繋がって顔をぐるっと一周巻いたクリクリパーマで、筋肉モリモリの… うん、ここまで一致。
先っちょが三又のモリを持ってて。床の間に飾ってるアレかな。ってかアレ先っちょ神殺し?ヤバくね?
あと何だっけ?先生いっぱい説明してたけど、あの人シラフだと話が長くて詰まんないからなー、半分寝てたよ。えーっと…
『というわけで三大神は同格の強さですが、クジ引きの結果主神は地上を、海王は海を、冥王は冥界を治める事に決まったのです。冥王を外して主神と海王に十柱の神を加えたのが現在のオリュンポス十二神です。ココ試験に出るから覚えといて下さい。聞いていますか勇者ケント?』
『んあ?』
『海を治めてるのは誰?』
『あ… ヨダレが』フキフキ
『ケンちゃん、ポセイドン、ポーセーイードーンー』(小声)
『ポセイドンっスか?』
『ファイナルアンサー?』
『ファ… ファイナルアンサー』
『・・・・・正解』
『うぉっしゃー!』
『海王最大の武器はトリアイナすなわち三叉戟です。地を突いて大地震を起こし大陸を割ったので、天井がなくなると冥王が心配したとか。山に谷間があって川が流れているのも海王が三叉戟でスジを付けたからです』
『海王なのに地系の必殺技を使うんですね』
『良い所に気付きましたね魔道士マユミ。クジ引きの前は大地の神だったのです。それでアテーナイの都市の守護神の座を女神と奪い合ったりもしましてね』
『負けた腹いせに処女神の巫女とおせっせしたんだよな。ゲヘヘ』
『ヤオチュ、上司としての管理責任もあるのでそれ以上は私の名誉にも関わりますので…』
『真由美、おせっせてナニ?』(小声)
『…』
『おせっせってナーニー?』(小声)
『口では説明しづらいから、あとでしてあげる』(小声)
『それもド新築の処女神の神殿にブッカケよ!大量にな!ケーッケッケ!』
あ、そーゆー意味?ヤバいよ真由美!いや、それにしても
『マジかよ最低だなポセイドン』
『とにかく助平な事で有名ですのでマユミは出会わない方がいいでしょう』
よし思い出した。海のエロ大王!
「知っておるなら話が早い。貴様の恋人をここに連れてきて貰おうか」
おいおいジーさん人を呼び付けといてナニ言ってんだ?何様だよ。いや神様だったな。




