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幼馴染のツンツンな委員長が、異世界では俺にデレデレなんです  作者: 松林ゆきひろ
イベント後半戦、はっじまーるよー!
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夜の浜辺(異世界編) 8

 海面をスタスタ歩いて敵の足元に来ると何もかもがデカいデカい、いやマジで。真上を見上げると俺の身長を超える直径のおっぱいが2つドーンと突き出しているし。

 俺の目の前、海面から天に向かって突き上げる太さ1メートルほどの水の柱がヤツの左足。近くで見てやっとわかった。内側から青く照らしていた無数の光の正体は、本体が2センチくらいの光るイカ。


 水面下がどうなっているか見()ろしたら、足首も何もなくて海水と普通につながっている。泳ぎ回りながら時間停止した小イカの群れは水の大クラーケンと海水との間を普通に行き来してるように見えるし、海底の砂浜には足跡がない。

 つまり巨大なモンスターが海底に足をついて立ち上がった風に見せかけてるけど実は違う。別の何かが海水を持ち上げて形を整えて偽装してる。これは厄介(やっかい)だ。


 さっきのような感じで縦に真っ(ぷた)つにしたらどうなる? もし水を操ってるのがこの小イカなら、普通に水を繋ぎ直すだけでノーダメージ、次は敵のターンだ。

 じゃあ電撃とかで小イカ全てを倒したらどうか。小イカはただの照明で、なくても構わない可能性もある。実は珊瑚から出た無数のピンクの玉が敵の本体かも。その場合もノーダメージで再生する。

 じゃあピンクの玉を火炎魔法で全部落としたら? もしかして心臓のあたりにコアがあって、それが弱点ならノーダメージだ。

 弱点もわからないのに適当に無駄撃ちして貴重なターンを放棄するワケにはいかない。


 とりあえず水のクラーケンの足に(てのひら)を触れると硬い物にヒタリと触れる感触。時間が止まってるから海水と同じで固い。それ以外に何もわからない。

 もう少し情報が欲しい。攻略本も攻略サイトもないから本当にキツい。勇者様って言われても月3千円の格安バイト。それなのにマニュアルなしで命がけだよホントにもう。

「はあぁぁぁ〜〜〜〜〜」

 俺は特大の溜息(ためいき)をつきながら、青白い光を放つガラスの彫像のような水のクラーケンに両手をついて全体重をかけた。そして、どぶんとそのまま中に落ち込んでしまった。


 さっきは固まってたのに何で急に!?

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