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幼馴染のツンツンな委員長が、異世界では俺にデレデレなんです  作者: 松林ゆきひろ
クラーケン討伐イベント、はっじまーるよー!
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新キャラ入手したらとりあえずステータスはチェックするよね? 2

「だったらさ、水着も買いに行かない?」

「いいよ。どんなのがいいか選んでくれる?」

 うおっしゃーーー! 夢と同じ展開! もしかしてアレですか?

 全裸で試着室のカーテンをバッと開くあのシーンも再現してくれちゃうの? 現実(リアル)で?

「なに赤くなってるのよー、さてはエッチな想像してるな?」

「してないしてない!」

 してました。ここは何とか誤魔化さないと。


「そ、そう言えば真由美の誕生日8月1日じゃなかった?」

「どーせお母さんに聞いたんでしょ?」

 って事は当たり? ビンゴ!

「ちゃんと覚えてたんだよ、久しぶりだから自信がなかっただけ」

 嘘じゃないぞ。夢ってのは深層意識が現れたもんだって言うだろ。つまり夢の中の真由美から聞いたってのは、俺が心の底で覚えていた事を自力で思い出したって事なのさ。

「ふふっ、だったらちょっと嬉しいかな」

 よーしいい流れ。この調子だ。


 それから俺達は、朝焼けの下でベランダの柵をはさんで、青々と茂る裏山のクヌギや、一晩吊るしっぱなしの洗濯物や、ベランダの手すりを這い回るコクワガタを見ながら、いっぱい話をした。


 温泉で真由美と会えて嬉しかったこと。

 誰かが写真をバラまいて焦ったこと。

 校長の話が眠かったこと。

 綾女(あやめ)先生のクイズが結局とけなかったこと。

 さっき藪蚊(やぶか)()まれた所が凄く(かゆ)いこと。

 真由美が渡してくれた蚊除けスプレーと痒み止めがよく効いたこと。

 本当はずっと前からこうしたかったこと。


 今後の事も話した。


 ここは、おかしな話だが部長(さくら)我儘(わがまま)に付き合った方がオイシいこと。

 高級ビーチリゾートホテルだから夏を満喫するよう出来ていること。

 モーニングビュッフェやランチバーベキューやディナーのローストビーフはタダで食べ放題だけど、食べ過ぎて、もしお腹が出たら帰ってから大変だってこと。

 好きな高級食材だけ厳選して食べる必要があること。


 そして、どちらからともなく、ベランダから手を伸ばして、指を繋いだ。キス? しないよ親が早起きして植え込みに水やりしてたら見られちゃうだろ。


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