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幼馴染のツンツンな委員長が、異世界では俺にデレデレなんです  作者: 松林ゆきひろ
クラーケン討伐イベント、はっじまーるよー!
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いまさら! クラーケン討伐イベント攻略会議 7

 アレキはクッソ弱くて何やっても勝てない癖に負け慣れしてないっつーか、悔しがり過ぎだよな。のたうち回って(とど)まる所を知らないよ…

「もー、落ち着いてココに座って、麦茶飲んで。あなた(なん)でそんなにケンちゃんにこだわるのよー」

 おっ、真由美が委員長モードだ。毎年問題児の面倒を見させられてるウチに慣れちゃったのかなー。大変だねー。


「それは私が説明しましょう」

 黒髪の侍従、スケさんの方が語り始めた。

「お嬢様は神の子孫である英雄の血筋。一族に男子が生まれなかった場合、英雄の血を絶やさぬよう同等以上の英雄と結婚しなければなりません」

 金髪の侍従、カクさんが続ける。

「判定方法は簡単、人間やモンスターは姫と戦っても勝てないのが相克(そうこく)。つまり勝てば英雄、姫が負けたら結婚する掟なのだ」


「えっ、いや? 俺ごく普通の高校生なんですけど?」

「異世界人には相克が通じないのかもな」

 マリン親っさんナイス!

「そう、俺は英雄なんかじゃないから! 結婚対象外!」

わだじ(わたし)()ったら誰でもいい()およべざん(およめさん)にじでよ(にしてよ)〜」

 あーまた泣き出した…

「姫は自分を倒せる英雄を求めてアナトリア、アッシリア、エジプト、バビロニア、ペルセポリス、果てはインドまで駆け回ったが遂に一度も負ける事はなかったのだ」

「いや俺みたいに絶対勝てるゲームを仕掛けた奴いなかった?」

 まー俺は部長(さくら)のインチキゲームを知ってたから偶然勝てたんだけど。コッチには部長(さくら)レベルのイカサマ師はいないのか?


「人間が相克を破ろうとすると神罰の(いかずち)が下ります。イカサマ(サイ)を振ったバビロニア領主も、戦車レースでお嬢様の馬を木馬にスリ替えたペルシャ王も晴天の(もと)(いかずち)に打たれ灰となりました。エジプトの秘法でお嬢様を操り『負けました』と言わせようとしたファラオはピラミッドの奥で同様に… インドの王子は戦う前に無常を悟ってその場で仏になりました」

 そんなヤバい勝負に誘ったんか。

「もう相手がいないのよ〜 エグッエグッ」

「だけど俺、日本に帰って真由美と結婚するから! ゴメン!」

「あ、それは法的に問題ありませんね」

 え? スケさんナニソレどーゆー事?

「お嬢様の本籍地マケドニア王国は一夫多妻制です。ケント殿がお嬢様と結婚してマケドニア国籍になれば、お嬢様、マユミ殿、奴隷のお三方(さんかた)全員と結婚しても何ら問題ありません」

「問題あるわ!」

「待ちなケン坊!」

「ローザ」

 そうだ。一番のお姉さん、しっかり者のローザならこの場をきっちりシメてくれる。頼んだぞローザ!

「ここはギリシャだ。民主的に行こうじゃねーか。アタイら5人で投票しよう。コイツを仲間に入れて話を聞くなら○、追い返すなら☓でな」

「いいアイデアだ。さすがローザ」


 投票の結果、○が3票、☓が2票でアレキが仲間になりました。お前ら何考えてるんだ!


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