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ー6ー

その後にマリーさんがコソッと教えてくれた


「あ、あの...

き、今日、リリスさんは上手く魔法が当てれなくて

そ、それでかなりイライラしてて

じょ、上級をうってたのですよ」


(今日の相手はそんなに厄介だったのか)


「あ、あまりに暴走しそうだったので、龍二さんに止められてしまって

さ、さらにイライラしたみたいです

ぬ、沼ごと吹き飛ばす勢いでしたよ」


流石のマリーさんも苦笑している


じいちゃんが止めたのは賢明な判断だったんだろうな


それにしても、リリスさんて結構気が短いのか?


あの人はとらえどころ無いからな


俺は歩きながら色々考えていた


家に戻るとばあちゃんが夕食の用意をしてくれていた


帰ってすぐなのに詠美さんとマリーさんも手伝いに向かった


じいちゃんはグランデルさんと何やら相談している


かなり、深刻なようだ


グランデルさんも考え込んでしまっている


俺は沼での様子をボルノックさんに聞いてみた


「沼が結構大いので、マリー殿の浄化の魔法が追いつかないのですよ

それに時々やってくるガボラがやっかいでしてな

槍で突こうとしてもすぐに水の中に隠れてしまうので手も足も出せずじまいでした」


なるほど、毒の沼には入って行けないからな


それで、魔法を当てれなかったリリスさんが暴走したのか


とりあえずは納得出来た


「明日いこうもどうするのであるか...」


ボルノックさんも不安そうだ


「...大丈夫...

明日こそ、私の魔法で...

全て吹き飛ばす...」


いつの間にやらリリスさんも会話に入っていた


(いやいや、それは最終手段に置いときなさい)


俺は心の中でツッコミを入れる程度にとどめた


さすがにこんな時間にあんな魔法を出されたら近所迷惑はなはだしい


俺はじいちゃんとグランデルさんが名案を思いつく事を切に祈った


だが、夕食が終わっても解決策が浮かぶ訳でもなく、今日はここまでとなってしまった


明日は馬車を用意して向かうらしい


それ以外はノープランとなってしまった

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