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結局、どこにいるのか

 なんのために自分が生きているのか、と自問したところで答えは出てこない。そんなことは知っているし、その答えがどこかにあるなんて思わない。行ったことのない海外に自分探しをしても意味がないように、生きる意味ってものを探しても見つからないだろう。もし、見つけたとしたら、それは思い込みか、自己暗示だと思う。


 だから、なぜ生きているかは自分で作るしかない、と言いたい。しかし、なぜ自分で作ろうとひとは思うのか。怖いから?だとしたら、何に?

 そうやって、自分は他と違うといいたいのかもしれない。「みんなと違って、僕は自分の生きる意味がないことを知っている」と。でも、そんな人もまた沢山いる。だから、「人生の意味がないってことを自覚しながら、そういう人もまた多くいることも知っている」といって、自分を特別扱いしたいのかもしれない。だけど、それだって結局は同じ話。そういう人もまた探せばいる。


 この無限循環。終わりはない。だとすれば、僕はこの無限の中にいるのか。そんなわけはない。だって、僕は有限の存在であるからだ。じゃあ、僕はどこにいるというのか。「どこ」という問い方が間違っているのかもしれない。じゃあ、僕は何に迷っているのか、何に悩んでいるのか。結局、僕はなぜ存在してるのか。そこになぜは必要ないのか。

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