大きな投資よりも小額の投資に燃える
投資と言っても、自己投資の話である。
以前、数万円をつぎ込んで、通信の資格講座を受講した。結果からいうと、3ヶ月でやめてしまった。試験を受ける気にならず、内容を学んで満足しただけだった。
今まで通信教育というものに手を出したことがなかったのに、わざわざお金を出して受講したのは、「お金を出せばだすほど、やらざるを得ない状況が作れる」と思ったからだ。しかし、僕にはそのパターンがあてはまらないようだ。
というのも、大金を出すとことで、「こんなにお金を出したから、楽にこなせないと損だ」と思ってしまい、自分で頑張ろうと思えなくなるのだ。つまり、お金をつぎ込むほど、与えられるサービスに甘え、自分で頑張る気力がなくなってしまう。相手から与えられたものを食べていたらいいんでしょ?という気持ちになる。
今思えば、浪人生活のとき、僕は予備校にいかず宅浪をして、受験を乗り越えた。親からは予備校を勧められたが、「自分で勉強をしてみたい」という思いでやっていた。予備校に行ってしまうと、それなりの先生がいるわけで、先生の言っていることをやってればいい」と責任を他人に押し付け、勉強のやる気が削がれてしまうからだ。
要するに、「自分でやらないと」と思う状況が僕には必要で、「お金がもったない」では僕は動かない。そういう人間ということだ。ということで、自己投資に払う金額は小額でいい。受験であれば、参考書程度のお金でいい。いまは、月額950円のプラグラミング講座を受けている。毎日、コツコツ進めていくのを楽しんでいる。何よりも、金銭面の後悔が発生しにくい。ただ問題は、時間が余計にかかるということだけだ。