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リア充をみてイライラするらしい

 タイトルの通り。何かのアンケートでそのような結果が出たそうです。つまり、カップルで仲良くしている写真や友達との旅行話をSNSで見たり、読んだりしてイライラする人が多いらしい。

 それを知って、すごいなぁと思った。というのも、僕はそもそもSNSをしない。アカウントはあるが、何も更新していない状態で、知り合いのリア充を見ることもほとんどない。べつに見てもどうも思わない。どこかに旅行している写真がアップされていれば、「いまはそこが人気あるのかな?」とか「旅行会社がいまおすすめしているのかな」などど、違うことを考えてしまう。

 

 しかし、そういう写真をみてイラつく人もいるらしい。なぜだろうか。きっと、嫉妬に近いものなのか、それともリア充アピールがうざったいということなのか。そのどちらにしても、一般的なリア充のイメージをその人も共有しているといえる。なぜなら、それがリア充だと思わないと、嫉妬しないし、アピールされているとも思わないだろう。

 つまり、リア充をみてイラつくということは、見る側がその投稿者とリア充のイメージを共有していないといけない。お互いに、「友達と旅行いくことは、リアルが充足している」「みんなでパーティを開くのは、リアルが充足している」等々。


 僕なんかは、旅行にいきました(仲よさそうな写真)を見ても、「どうして旅行にいきたいのだろう」「そんな大勢にいくんだぁ」「どのくらいお金がかかるのかな」とか、そういうことを考えてしまい、相手がリア充だと認識しない。つまり、相手のリア充に共感できない。というよりも、そもそも他人の話だから、自分の幸せは自分のもとで実現しないと意味がないと思ってしまう。

 僕は、「ある哲学者の全集を一通り読み終えました」と聞いたら、興味がそそる。どんな思想なのか教えて欲しいし、なぜ一通り読めるまでの関心を抱いのかたずねたくなる。これは尊敬に近い感情だと思う。僕もそういうことをすれば、僕なりのリア充になるのかなと、自分の幸せの形を見つけたような気にもなる。だけど、イライラはしない。読み終えたのは、僕ではないからだ。


 でも、こんなことを書いたとしても、「そんなことを言っているけど、結局それはリア充を諦めるための言い訳だ」と言う人がいるかもしれない。僕がそれに対していえることは、「君がいうリア充とは何かな?教えてよ」それだけである。



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