第5話
とりあえず先生のサイド的なのは今回で終了です!またサイド的なのを書くかは分かりませんが、もし好評なら今度はクラスメイトの話しを書こうかと思ってます。
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翌朝メイドさんに呼ばれて大きな扉の前に案内されると、そこには10人の生徒が居た。やっぱり居るわねあの子!でも今はまだ動かない方が良いわねもし気づかれて逃げられたら見つけるのが大変出し、もし外に逃げられでもしたら匂いでも見つけられなくなるしね。
「さぁ勇者様方こちらにどうぞ」
私達は大臣に案内されて謁見の間に来ていた。
「勇者一行申し訳無い!昨日お渡しするのを忘れていたものが有りましてな!それを今からお渡しします。大臣もって参れ!」
「そうなんですか!それはありがとうございます!」
小室君は素直でいい子だけど、これは何かあるわね…大臣の持ってきたのは銀色の腕輪?
「それはなんですか?腕輪?」
「はっこれはですねアヤナミ様、この腕輪は勇者様方の印しの様な物ですよ」
私は大臣の持ってきた銀色の腕輪に【看破】をかけて見たらそれはただの銀色の腕輪だった、本当に印しの為の腕輪なのかしら?それとも【看破】でも見破れないのかしら?
「それはありがとうございます。」
私達は大臣に言われ横一列に並んだ、そして腕輪を大臣にはめられて大臣が王様の下に戻ると。
「はははは!着けたの!異世界の者共よ!その腕輪は隷属の腕輪と言って我等に従う為の物なのだ!うわっはっはっは♪」
「なんだとー!ふざけるな!」
「「「えー!」」」
「これはどう言う事ですか!大臣様」
なる程そう言う事なのね?でも何も感じ無いわね?
「そうですね勇者様……確かにその腕輪は隷属の腕輪ですが…王の言った我等と言うのは少し違い!我等では無くて」
あれ?そう言う事?でもこの腕輪………
「大臣?それはどう言う事だ?何を言っているのだ?」
「それはですね!この腕輪は腕輪をつけた者の魔力とある言葉を用いて隷属する事が出来るのですよ!」
「まさか大臣貴様!」
「そうです!この腕輪の魔力と鍵となる言葉は私のでございます!さぁ!異世界の勇者共ここに居る者達を殺せ!」
「「「え?」」」
「「「何?」」」
「いやそんな事言われても出来ないですよ?」
そう何も感じ無い、もし大臣の言うとおりこれが隷属の腕輪だとしたら、私達は強制的に動かされていたはず。だけどなんとも無いとしたら?………もしかして!あの子が?それなら意識を集中して匂いで位置を確認!……居た!左後方から匂う!それに抑えてるつもりだけど声が漏れてるわね
「何故だ!確かに私の魔力と鍵となる言葉を込めて作った筈だ!」
無事何事もなくて良かったわ、大臣は王様の命令で兵士が連れて行き、その王様に生徒達が責め立ていた!よし今ならあの子の後ろに回れる………まだ気づいて無いわね?じゃあ【看破】!居た!でも完全には見えないわね?あの子の身長は私と同じ位だから170センチ位で細身かな?そして少し幼い顔で黒髪のサラサラしたボブカットなんだけど、あ、近づいたらみえた良し!
「これは臼井君の仕業かな?」
私は不意をついて臼井君そう!私の1番好きな匂いを放つ生徒に話しかけた!すると臼井君は突然私から声を掛けられた事に驚いて姿を見せた!
「え?何故僕を見えるんですか?」
「やっぱり臼井君だ♪」
ああ~駄目だわこの匂い♪なんていい匂いなのかしら♡
お読み下さりありがとうございます。
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