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もふもふ至上主義ですが、なにか?  作者: 犬丸 大福
道中、ばぁちゃん無双。いや、孫もです

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森サバイバル

「ばぁちゃん、迷子じゃないよね?」

「…エルフが森で迷った所で、別に普通に生きていけるが?」

「ウソ?!マジで迷子なの?!」

「失礼な!!ユズリハに貴重な薬草を教えるためにだね!」

「本当に、本当に迷子じゃないんだね?!」

「違う違う。ちゃんと必要な薬草を教えるためだよ」



ツリーハウスに隣接する建物を破壊したばぁちゃんが、急いで家に戻ったあの日。


「昔、ちょっとした伝手でね、アタシが死ぬまで自由に使って良いと預かったもんさ」

と、首元から紐を引っ張り出すと、木で出来たロケットペンダントがついていた。


それを手に持ち

「収納!」

と、叫ぶとソファも机も食器棚も、全部消えた。


「ぬええええぇぇぇ?!!」って驚いてたら


「時間停止の、容量は、まぁ、あのツリーハウスは余裕で入るぐらいのチート収納さ。

今の所、アタシしか使えないからね、ユズリハに譲ってやれなくてすまないね。

家ごと持っていきゃ楽なんだけがねぇ、森の中、寝る度、家を置くスペースを作りながら進んだら、それこそ後をつけてくれ、って言ってるようなもんだろ?

だから家は置いていくが、家の中のものは全部持ってくよ!」


って、本当に全部すっからかんにして、「さぁ、今日明日は出来るだけ進むよ!」って、僕をおんぶして出発した。



そして、ばぁちゃんの尋常じゃない速さで進むこと5日。



なんか、森がより深くなってる気がして、迷子じゃないかと心配になったんだ。



「まぁね、エルフの里は大陸の端っこ、樹海の森の最奥と言われてるからね。

エルフの城と言われるツリーハウスがあっただろ、あの後ろが王族の居住区、その奥に森があって、エルフの品種改良の実験場、その先は断崖絶壁で海になってるよ。

とはいえ、そこに船着き場を作って、魔人族と交易をしてるはずだけどね。

じゃなきゃ、服や香辛料やら、あんな小さな里で全て賄えるはずがない。

なのに他種族を蔑む意味がマジでわからん」


ばぁちゃんがそう言いながら


「まぁ、だから森が深くなってるように感じるのは間違いじゃないね。


アイツら、内陸部との交易を拒絶してるからね、大陸の内陸部へ向かう方の森はエルフは手を付けてない場所だからほぼほぼ原種の森さ。

ここに夜寝るからって、家を置くのはもったいないだろ?

今日はここで野宿して、明日、拠点になりそうな洞穴を探しながら、もう少し進もう。

栗之助ならすぐ探してくれそうだ「ワン♪」頼んだよ。

そこで薬草と毒草と、この大陸の大体の地理を教えることにしよう。

明日からイロイロ大変になるよ。覚悟おし。さぁ、今日はスープを飲んでさっさと寝ようか」


ばぁちゃんの覚悟しろ、は、怖いんだよなぁ。


そんな事を思いながら、わびすけ達に囲まれてもふもふしながら眠った。


ユズ 本気で迷子だと思った…

ブル ハイエルフだよ?森は友達!みたいな?

ユズ ボールは友達、ってなんだっけ…?

ブル やっぱユズリハ、転生…?


***************


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