第19話「星輝の遺跡が暴走? ふん、王国の危機をチートで解決してやるわ!」
王都での地位を固め、貴族会議を掌握した私は、次の目標である王国の危機に目を向ける。…けど、その危機が思ったより早くやってきたわ。
「ふん、乙女ゲームの王国危機イベントね。…最強の領主として、王国を守るのは私でいいわよね?」
星輝の宝珠を握ると、ゼクスが緊迫した声で答える。
「レイリア、大変だぜ! 星輝の遺跡が暴走してる! 王国中に魔物発生の予兆が…!」
「星輝の遺跡が暴走? 乙女ゲームのラスボスイベントっぽいわね。…でも、私にはチートがあるわよ。」
私は眉をひそめる。
「レイリア様、王都の郊外で魔物が急増してる…! 村々が襲われ始めてるぞ!」
カイルが慌てて報告してくる。エリオットが通信石を手に興奮する。
「星輝の遺跡の暴走だ! 制御装置が故障してる可能性が…! 新たな遺跡で調査しようぜ!」
ルシアンがニヤリと笑う。
「王国の危機か。…貴族会議も動揺してるぜ。王太子レオンが協力したいってさ。」
「ふん、レオンが協力? 乙女ゲームのヒーロー、今さらね。…でも、王国の危機なら手を組むのも悪くないわ。」
私は鼻を鳴らす。貴族会議もレオンも、私がリードしてやるわ!
「レイリア、遺跡でスキルゲットして、王国の危機、ぶっ潰そうぜ!」
ゼクスの声に、私は『飛行魔法』で宙に浮かぶ。
「ふん、王国の危機、チートで解決してやるわ。…遺跡、行くわよ!」
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新たな遺跡は王都から遠く、海岸沿いの崖に隠されてた。波の音に混じって、石塔が不気味にそびえてるわ。
「よし、入るわよ!」
私は気合を入れる。ルシアンが「罠に気をつけろよ」と短剣を構え、カイルが「レイリア様、先に行くんじゃない」と過保護に前に出る。エリオットは「星輝の文様、次元属性っぽいね!」と興奮してる。…うるさいわ、この三人。
遺跡の中は冷たく、壁の光る模様が黒と白に輝いてる。…やっぱり未来的ね。
「レイリア、奥にスキル宝玉と制御装置の反応! 急ごうぜ!」
ゼクスの実況に、私は『転送魔法』でトラップを回避。奥の広間にたどり着くと、祭壇に黒白の宝玉が浮かんでる。…スキル宝玉ね! その奥には、星輝の遺跡の制御装置が。
宝玉に触れると、メニュー画面に『次元切断』追加!
「ゼクス、これ何!?」
「『次元切断』だ! 空間を切り裂いて、魔物を一瞬で消滅させられるぜ! めっちゃ強力なチートだな!」
次元切断!? 乙女ゲームの殲滅チートっぽいわ!
制御装置に近づくと、エリオットが装置を調べ始める。
「星輝の遺跡…神の船の一部だ! 制御装置が故障して、エネルギーが暴走してる! 魔物発生の原因、これだよ!」
「ふん、神の船ね。乙女ゲームのラスボス装置っぽいわ。…でも、直せるの?」
エリオットが目を輝かせて答える。
「制御装置の修復には時間かかるけど…レイリア様のチートがあれば、魔物を抑えながら直せるよ!」
…ふふ、頼りになるじゃない、エリオット。
────
遺跡を出ると、王都郊外で魔物がさらに増えてた。巨大なトロルやワイバーンが村を襲ってる!
「レイリア様、村が…!」
カイルが剣を構える。私は『結界生成』で村を保護し、『召喚魔法』を発動。シルバーフェニックスが現れ、炎の嵐で魔物を一掃する!
「次元切断、発動!」
私は指を鳴らす。空間がバリバリと裂け、黒い次元の斬撃がトロルを一瞬で消滅させる! ワイバーンも次元に飲み込まれ、跡形もなく消える。
「ふん、乙女ゲームの魔物なんて、この程度ね!」
村人たちが「レイリア様、すごい…!」「村が救われた…!」と歓声を上げる。…乙女ゲームの危機イベント、順調ね!
王都に戻ると、貴族会議と王太子レオンが待っていた。レオンが頭を下げる。
「レイリア、頼む。王国の危機を解決できるのは君しかいない。俺たちも協力する!」
「ふん、乙女ゲームのヒーロー、ようやく本気ね。…まあ、協力するならリードは私が取るわよ!」
私は鼻を鳴らして答えるけど、内心少し頼もしく感じてる。…認めないけどね!
貴族会議も「レイリア様に従います!」「王国の危機、共に解決しましょう!」と一致団結。…ふふ、乙女ゲームの協力体制イベント、完璧ね!
「レイリア様、さすがだ…! 次元切断、なんて力…!」
カイルが感嘆の声を上げる。エリオットが興奮して言う。
「星輝の技術、次元まで操れる! 制御装置の修復、急ごうぜ!」
ルシアンがニヤリと笑う。
「へえ、公爵令嬢、王国をまとめ上げたか。…次は大規模な戦いだな。」
「ふん、褒めても何も出ないわよ、ルシアン! …王国の危機、チートで解決してやるわ。」
私は鼻を鳴らして剣を手に持つ。
「レイリア、ステータス、統率力さらに上がったぜ! 王国全体がキミを支持してるな!」
ゼクスの声に、私はメニュー画面をチラ見。…統率力、32000!? チート、最高!
「次は星輝の遺跡の暴走を止めるわ。…この世界、私が変えてやるわ!」