第13話「貴族の魔導兵器? ふん、チートで領地を守ってやるわ!」
私の領地は、豊穣の宝珠のおかげで日に日に繁栄してる。黄金色の麦畑が広がり、村人たちの笑顔が絶えないわ。
「ふん、乙女ゲームの領地繁栄イベント、順調すぎるわね。…でも、最強の領主になるには、まだまだチートが必要よ。」
星輝の宝珠を握ると、ゼクスがノリノリで答える。
「レイリア、いい感じだぜ! 次の遺跡は湿原地帯だ! スキル宝玉の反応、バッチリあるぜ!」
「湿原地帯の遺跡か…。新たなスキル、楽しみだわ。」
私はニヤリと笑う。
「レイリア様、村人たちからの信頼がすごいぞ! 『レイリア様こそ真の領主だ』って…!」
カイルが目を輝かせて報告してくる。エリオットが地図を手に興奮する。
「湿原地帯の遺跡、星輝の文様が水と闇の複合属性っぽい! 早く行こうぜ!」
ルシアンが通信石を手にニヤリ。
「王都の有力貴族が動き出したらしい。…お前の領地、狙ってるって噂だぜ。」
「ふん、王都の貴族? 乙女ゲームの権力争いイベントね。…でも、私の領地に手を出したら、ただじゃおかないわよ!」
私は鼻を鳴らす。貴族社会が何を企もうと、チートでひっくり返してやるわ!
「レイリア、遺跡でスキルゲットして、貴族の妨害、ぶっ潰そうぜ!」
ゼクスの声に、私は『飛行魔法』で宙に浮かぶ。
「ふん、最強領主への道、誰にも邪魔させないわ。…遺跡、行くわよ!」
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湿原地帯の遺跡は、霧に包まれた石塔が不気味にそびえてる。入口のアーチから湿った風が吹いてくるわ。
「よし、入るわよ!」
私は気合を入れる。ルシアンが「罠に気をつけろよ」と短剣を構え、カイルが「レイリア様、先に行くんじゃない」と過保護に前に出る。エリオットは「星輝の文様、闇が強いね…!」と興奮してる。…うるさいわ、この三人。
遺跡の中は薄暗く、壁の光る模様が青と黒に輝いてる。…やっぱり未来的ね。
「レイリア、奥にスキル宝玉の反応! トラップも多いぜ!」
ゼクスの実況に、私は『転送魔法』でトラップを回避。奥の広間にたどり着くと、祭壇に青黒い宝玉が浮かんでる。…スキル宝玉ね!
宝玉に触れると、メニュー画面に『魔力増幅』追加!
「ゼクス、これ何!?」
「『魔力増幅』だ! キミの魔法威力を倍増させるぜ! チートがさらにチートになるな!」
魔力増幅!? 乙女ゲームのチート強化スキルっぽいわ!
そこへ、通信石が光る。…何? ルシアンが石を手にすると、村からの緊急連絡が。
「レイリア様、大変です! 王都の貴族が送り込んだ魔導兵器が村に…! 魔力砲が畑を狙ってます!」
…何!? 私は眉をひそめる。
「ふん、王都の貴族、魔導兵器まで使ってくるとはね。乙女ゲームの妨害イベント、派手ね。…でも、私を舐めたら痛い目見るわよ!」
私は『転送魔法』で村へピョンと移動。
村の外には、巨大な魔導兵器が! 魔力砲が青く光り、畑に向けて発射態勢に入ってるわ。貴族の私兵が「レイリアの領地を潰せ!」と叫んでる。
「レイリア様、俺が村を守る!」
カイルが剣を構える。ルシアンが「俺が魔導兵器の動きを封じる!」と罠を仕掛け、エリオットが「魔力砲、弱点は動力炉だよ!」と叫ぶ。…仲間、頼りになるじゃない!
────
「魔力増幅、発動!」
私は指を鳴らす。星輝の剣がバチバチッと青く輝き、魔力が倍増する感覚が体を駆け巡る!
「空間操作、続けて発動!」
魔力砲の周囲の空間を歪め、砲撃の軌道をねじ曲げる! 魔力砲が放った青い光が空に逸れ、畑に被害が出ないわ。
「エネルギー吸収も発動よ!」
魔力砲の残エネルギーを吸収し、星輝の剣がさらに光る!
「攻撃力、25000に上昇! レイリア、ぶっ放せ!」
ゼクスの声に、私は剣を振り上げる。
「星輝の剣、フルパワーよ!」
シュパアア! 光の刃が魔力砲を貫き、魔導兵器がドカン! と爆発する。貴族の私兵たちが「うそ…! 魔導兵器が…!」「逃げろ…!」と逃げ出す。…ふふ、乙女ゲームの敵、弱いわね。
「領主様、すごい…! 畑が無事だ…!」「レイリア様、ありがとう…!」
村人たちが歓声を上げる。…乙女ゲームの領地防衛イベント、また成功よ!
「レイリア様、さすがだ…! 魔力増幅、なんて力…!」
カイルが感嘆の声を上げる。エリオットが「星輝の技術、魔力操作まで! もっと研究したい!」と興奮。ルシアンがニヤリと笑う。
「へえ、公爵令嬢、貴族の妨害も完璧に潰したな。…次は何するんだ?」
「ふん、褒めても何も出ないわよ、ルシアン! …次は領地拡大よ。近くの村を併合して、さらに繁栄させてやるわ!」
私は鼻を鳴らして剣を収めるけど、内心ワクワクしてる。…領地経営、どんどん進むわ!
「レイリア、ステータス、統率力さらに上がったぜ! 領主として、村人からの信頼もMAXだ!」
ゼクスの声に、私はメニュー画面をチラ見。…統率力、20000!? チート、最高!
「次は領地をさらに大きくするわ。…この世界、私が変えてやるわ!」