第11話「領主への第一歩? ふん、ドラゴンなんてチートでぶっ倒すわ!」
ルシアンのアジトで地図を広げ、私は次の目標を仲間たちに伝える。
「ふん、偽聖女アメリアを潰した今、次は最強の領主になるわ。…領地経営に必要なアイテム、星輝の遺跡にあるはずよ。」
星輝の宝珠を握ると、ゼクスがノリノリで答える。
「レイリア、いいね! 次の遺跡は山間の火山地帯だぜ! 『豊穣の宝珠』ってアイテムの反応、めっちゃ強い!」
「豊穣の宝珠か…。乙女ゲームの領地経営アイテムっぽいわね。嫌いじゃないわ。」
私はニヤリと笑う。
「レイリア様、領主になるなんて…さすがだ。俺も全力で支える!」
カイルが目を輝かせて言う。エリオットが地図を覗き込んで興奮する。
「火山地帯の遺跡! 星輝の技術、熱と炎の属性だ! 早く行こうぜ!」
ルシアンが肩をすくめてニヤリ。
「領主か…。貴族社会、黙っちゃいないだろうな。…何か動きがあるかもぜ。」
「ふん、貴族社会が何しようと、私には関係ないわ。乙女ゲームの悪役令嬢ルート、完全にぶっ壊したんだから!」
私は鼻を鳴らす。最強の領主への第一歩、しっかり踏み出してやるわ!
「レイリア、遺跡でアイテムゲットして、領主への道、突っ走るぜ!」
ゼクスの声に、私は『飛行魔法』で宙に浮かぶ。
「ふん、最強領主への道、チートで切り開いてやるわ。…遺跡、行くわよ!」
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山間の火山地帯にそびえる遺跡は、熱気を帯びた石塔が赤く輝いてる。入口のアーチから熱風が吹いてくるわ。
「よし、入るわよ!」
私は気合を入れる。ルシアンが「罠に気をつけろよ」と短剣を構え、カイルが「レイリア様、先に行くんじゃない」と過保護に前に出る。エリオットは「星輝の文様、炎属性だ! 熱いね!」と興奮してる。…うるさいわ、この三人。
遺跡の中は灼熱で、壁の光る模様が赤く燃えてる。…やっぱり未来的ね。
「レイリア、奥に豊穣の宝珠とスキル宝玉の反応! けど、魔物もいるぜ!」
ゼクスの実況に、私はメニュー画面をチラ見。…準備は万端よ。
奥の広間に入ると、祭壇に緑の宝玉と赤い宝玉が浮かんでる。…豊穣の宝珠とスキル宝玉ね! けど、その前にドスン! と重い足音。
「ガオオオ!」
巨大なドラゴンが現れた! 赤い鱗が輝き、口から炎を吐くわ。…乙女ゲームの遺跡ボス、定番ね!
「レイリア様、俺が守る!」
カイルが剣を構えるけど、ドラゴンの炎が迫る。ルシアンが「俺が足止めする!」と罠で動きを封じ、エリオットが「祭壇のトラップ、解除するよ!」と叫ぶ。…仲間、頼りになるじゃない!
私は『飛行魔法』で宙に浮かび、祭壇へ。まず緑の宝玉を手に持つ。…豊穣の宝珠、ゲットよ! 次に赤い宝玉に触れると、メニュー画面に『エネルギー吸収』追加!
「ゼクス、これ何!?」
「『エネルギー吸収』だ! 敵の魔法攻撃を吸収して、キミの攻撃力に変換できるぜ!」
エネルギー吸収!? 乙女ゲームのチートスキルっぽいわ!
ドラゴンが「ガオオ!」と炎を吐いてくる。
「エネルギー吸収、発動!」
私は両手を広げる。炎が私の体に吸い込まれ、星輝の剣がバチバチッと光る!
「攻撃力、20000に上昇! レイリア、ぶっ放せ!」
ゼクスの声に、私は剣を振り上げる。
「星輝の剣、フルパワーよ!」
シュパアア! 光の刃がドラゴンを貫き、ドスン! と倒れる。…ふふ、チート無双、最高ね!
────
「レイリア様、さすがだ…! エネルギー吸収、なんて力…!」
カイルが感嘆の声を上げる。エリオットが「星輝の技術、炎まで吸収! もっと研究したい!」と興奮。ルシアンがニヤリと笑う。
「へえ、公爵令嬢、ドラゴン瞬殺か。…領主への道、順調だな。」
「ふん、褒めても何も出ないわよ、ルシアン!」
私は鼻を鳴らして剣を収めるけど、内心ニヤニヤしてる。…豊穣の宝珠も手に入れたし、領主への第一歩、完了よ!
そこへ、広間の入口から聞き覚えのある声。
「レイリア! …少し話がしたい。」
王太子レオンよ! またしおらしい態度で現れたわ。
「…君の力を認める。領地経営に協力したい。俺の権限で、君に領地を用意できる。頼む、力を貸してくれ。」
「ふん、王太子、また出てきたの? 乙女ゲームのヒーロー、今さら協力? …まあ、領地が手に入るなら、考えてあげてもいいわよ。」
私は鼻を鳴らして渋々答える。…内心、領地が手に入るのは助かるけど、素直に喜ぶなんて、私らしくないわ!
「レイリア、ステータス、統率力さらに上がったぜ! 領主への道、ガンガン進むな!」
ゼクスの声に、私はメニュー画面をチラ見。…統率力、15000!? チート、最高!
「次は領地経営よ。…この世界、私が変えてやるわ!」