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第10話「偽聖女追放で逆転完了? ふん、次は最強領主への道よ!」

ルシアンのアジトで通信石からの報告を聞き、私はニヤリと笑う。


「ふん、偽聖女アメリアがついに学園から追放されたなんて、乙女ゲームのヒロイン失墜イベントそのものね。…ざまぁだわ。」


星輝の宝珠を握ると、ゼクスがノリノリで答える。


「レイリア、アメリアの追放、めっちゃスカッとするぜ! 次は新しい遺跡だ! 森の奥、スキル宝玉の反応あり!」

「森の奥の遺跡か…。チートスキル、また増えるかしら?」


私は地図を手に持つ。


「レイリア様、学園の様子が…。モブ生徒たちがアメリアを糾弾して、泣きながら学園を去ったらしい。」


カイルが報告してくる。エリオットが目をキラキラさせて言う。


「偽聖女バレ、完璧だ! 星輝の遺跡で次のスキルゲットして、レイリア様の逆転、もっと加速させようぜ!」


ルシアンが肩をすくめてニヤリ。


「アメリアが去ったことで、王太子レオンが動揺してるらしい。…お前をどうにかしたいみたいだぜ。」

「ふん、王太子が動揺? 乙女ゲームのヒーロー、情けないわね。…でも、私には関係ないわ。」


私は鼻を鳴らす。アメリアが消えた今、次は最強の領主になるための第一歩よ!


「レイリア、遺跡で新スキルゲットして、最強領主への道、突っ走るぜ!」


ゼクスの声に、私は『飛行魔法』で宙に浮かぶ。


「ふん、偽聖女のいない世界、チートで支配してやるわ。…遺跡、行くわよ!」


────


森の奥にそびえる遺跡は、木々に隠れた石塔が神秘的。入口のアーチから涼しい風が吹いてくるわ。


「よし、入るわよ!」


私は気合を入れる。ルシアンが「罠に注意な」と短剣を構え、カイルが「レイリア様、先に行くんじゃない」と過保護に前に出る。エリオットは「星輝の文様、空間属性っぽい!」と興奮してる。…うるさいわ、この三人。

遺跡の中は薄暗く、壁の光る模様が紫に輝いてる。…やっぱり未来的ね。


「レイリア、奥にスキル宝玉の反応! けど、魔物もいるぜ!」


ゼクスの実況に、私はメニュー画面をチラ見。…準備は万端よ。

奥の広間に入ると、祭壇に紫の宝玉が浮かんでる。…スキル宝玉ね! けど、その前に聞き覚えのある声が響く。


「レイリア・フォン・エルミナ! …待ってくれ!」


王太子レオンよ! 一人で現れた彼は、いつもの威厳ある姿じゃなく、しおらしい態度で頭を下げる。


「…俺が間違っていた。アメリアに騙され、君を魔物使いと決めつけて…本当に申し訳なかった。許してくれ。」

「ふん、王太子が頭を下げるとはね。乙女ゲームのヒーロー、みっともないわね。」


私はメタツッコミしつつ、内心少し驚いてる。…でも、許す気なんてないわよ!

そこへ、広間の奥から「グルル!」と唸り声。…魔物!? 巨大なグリフィンが現れた! 鷲の頭と獅子の体、鋭い爪が光ってるわ。


「レオン、謝罪してる場合じゃないわよ! 乙女ゲームの遺跡イベント、魔物登場は定番なんだから!」


私は星輝の剣を構える。レオンが「俺が戦う!」と剣を抜くけど、グリフィンの爪が迫る。


「レイリア様、危ない!」


カイルが剣でグリフィンを牽制し、ルシアンが「俺が動きを封じる!」と罠で足止め。エリオットが「祭壇のトラップ、解除したよ!」と叫ぶ。…仲間、頼りになるじゃない!

私は祭壇へダッシュ。宝玉に触れると、メニュー画面に『空間操作』追加!


「ゼクス、これ何!?」


「『空間操作』だ! 空間を歪めて敵を閉じ込めたり、移動を制限できるぜ!」


空間操作!? 乙女ゲームのチートスキルっぽいわ!


────


「空間操作、発動!」


私は指を鳴らす。グリフィンの周囲の空間が歪み、透明な檻のように閉じ込める! グリフィンが「グルル!?」と暴れるけど、動けない。


「今よ、星輝の剣!」


私は『飛行魔法』で宙に浮かび、グリフィンの頭上に一閃! シュパッ! 光の刃が首を貫き、グリフィンがドスン! と倒れる。


「ふん、乙女ゲームの魔物なんて、この程度ね!」


私は剣を振る。

レオンが呆然と呟く。


「…なんて力だ…。レイリア、改めて頼む。俺と協力して、王国を…!」

「ふん、協力? 乙女ゲームのヒーロー、今さら何よ! アンタに利用される気はないわ!」


私は鼻を鳴らして突っぱねる。…内心、ちょっとだけカッコいいと思ったけど、絶対認めないわよ!


「レイリア様、さすがだ…! 空間操作、なんて力…!」


カイルが感嘆の声を上げる。エリオットが「星輝の技術、空間操作まで! もっと研究したい!」と興奮。ルシアンがニヤリと笑う。


「へえ、公爵令嬢、王太子をバッサリだな。…次は何するんだ?」

「ふん、褒めても何も出ないわよ、ルシアン!」


私は鼻を鳴らして剣を収めるけど、内心ワクワクしてる。…偽聖女を潰した今、次は最強の領主になる番よ!


「レイリア、ステータス、統率力も上がったぜ! 最強領主、近づいてきたな!」


ゼクスの声に、私はメニュー画面をチラ見。…統率力、10000!? チート、最高!


「次の目標は、最強の領主よ。…この世界、私が変えてやるわ!」

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