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遠い昔の記憶

作者: 雛烏

深夜の書きなぐり。ひねりがなければ落ちもない。

 眠れない夜。ふと、思うことがある。


 かつて仲良くしていた友人たちは元気にしているだろうか。


 時は10年前、さかのぼって回想を入れるほど面白い話もない。ただ、ネット上でつながった顔も知らぬ人と会っただけ。映画を見に行った記憶はあるがお互いに学生だったためそれ以上のことはなかった。


 また、5年前、3年前とそれぞれハマっていたソシャゲによって過ごしていたコミュニティが異なるためそれぞれの友人がいるのだが、それぞれ連絡を取っていたり連絡を取る手段を失っていたりする。


「お久しぶりです!元気にしていましたか?」

 メッセージアプリに書いては消しての繰り返し。送信ボタンを押す勇気はでない。


 なにせ時間が経ちすぎている。10年だぞ、10年。オリンピック2回開催してもおつりがくる。でもここ数年は時の進みが早くて気が付いたら1年、2年と過ぎている気がする。そんなこともあって気が付いたら10年経っていたんだ。


 未練たらたらじゃねえかって?半分正解、だと思う。


 確信はない。異性の友人ではあるし、当時恋愛感情がまったくなかったかというと履歴を見る限り否定はできない。でもお互いに好きな人が別でいたような記憶もある。その結果、お互いに連絡を取らなくなっていったんじゃないかな。


 連絡せずとも分かっている、分かり切っていることだが、連絡をしたところで当時に戻れるわけでもない。もちろん戻りたいわけでもない。


 では、なぜ連絡を取りたいのだろうか。不自然に空いた心の隙間を埋めてもらいたいのではないだろうか。


 今は今で友人もいるし、充実はしている。しかし、あくまで“新しいフォルダ”なのだ。フォルダごとに上書き保存は出来るけれど、ファイルの置き換えは出来ない。


 連絡をしたら何かが起こるとも思えない。だが、明日になったら連絡してみようかと思う。いざ連絡を取りたいと思ったときに取れなくなってるとどうにもできない。


 思い立ったが吉日。きっと。




書くようなイベントが生じたらまた書きます。

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