山路雷雄シンセンイエロー
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~東京駅~
女の子1「うわーここが東京かー広いし人がいっぱいだね」きょろきょろ
女の子2「お姉ちゃん・・・・周りの人に迷惑だよ・・」
女の子1「だってーやっと会えるんだよ!うれしくないの!?」
女の子2「う・・うん・・もちろんうれしいけど」
~その頃~
烈子達はゴーストが出現したため現場に向かっていた
前回の戦いから私たちシンセンジャーはまたチームワークに亀裂が生じてしまっていた
氺はまた前のように叔母さんがご飯に呼んでも来なくなってしまっていた
らいくんもらいくんで
「れっちゃん。やっぱり俺は氺のことはほっておくよ。」
と言ってあれから二人は口を聞いていない。
叔母さんは
「まあその沙美ちゃんという子も親元や施設に行っても幸せになれるかどうかも分かんないしな。 氺ちゃんは氺ちゃんなりに一つの幸せを守ったって事で今回は
ええやないか」
といってあまり深刻に考えていない
私もらいくんも家族から愛されて育った自負がある
だから家族は一緒にいるべき仲が良くて当たり前.
それが普通だとおもってた。
でも、氺にとってはそうじゃない。
烈子「・・・」
烈子は車の中でずっと悩みに悩んでいた
雷雄「れっちゃん」
烈子「・・・・」
雷雄「れっちゃん!!」
烈子「!?」
雷雄「どうしたんだよ?ボーとして?」
烈子「・・・え?」
雷雄「ほら、着いたよ」
烈子「あ・・うん!」
三人は現場に到着する。
すると・・・
氺「これは・・・?」
先にバイクから降りた
氺が何かを見つめていた。
あたりには大量の棺桶が置いたあったのだった。
烈子「なんで棺桶がこんなところに」
雷雄「まさか敵が俺たちのために用意したとか・・・」
雷雄が棺桶をあけると・・
雷雄「うわ!?」
烈子・氺「!?」
棺桶の中にはミイラが入っていた
烈子「な・・なんなのこれ・・?」
?「それはついさっきまで生きてた人間だったものだ」
烈子・氺・雷雄「!?」
?「俺様はゴースト・幹部の1人、ブラックヴァンパイア。」
烈子「幹部ですって・・!?」
雷雄「早くも幹部がお出ましと随分ご丁寧だな?」
ブラックヴァンパイア「我々が地球を征服するためにはお前らを始末しなければならねえ・・こっちにも時間がねえんだ」
烈子「・・人間の命を奪っておいて・・!・・許されない!氺!らいくん!いくわよ!」
烈子・氺・雷雄「龍印チェンジ!!!」
三人はシンセンジャーに変身する
ブラックヴァンパイア「ゴースト兵!!」
ゴースト兵たちが現れる
ブラックヴァンパイア「くらえ!!」
ブラックヴァンパイアのマントの中から無数のコウモリが襲い掛かる
シンセンブルー「!?」
シンセンブルーは相手の攻撃をかわす
するとコウモリの集団がゴースト兵ごと、シンセンレッドとシンセンイエローに攻撃する
シンセンレッド・シンセンイエロー「うわー!!」
シンセンブルー「味方ごとだと…!?」
そして
シンセンブルー「!?」
ブラックヴァンパイアが鋭い牙でシンセンブルーの肩にかみつく
ブラックヴァンパイア「このままキサマの体内の血を全て吸い取ってやる!!」
シンセンブルー「・・うあー!!」
ブラックヴァンパイア「!?」
シンセンブルーは強引にかみつく牙をはがす
両肩の戦闘スーツは破損された。
そしてドラゴンレイザーをブラックヴァンパイアの顔面に撃ちまくる。
ブラックヴァンパイア「ぐぁー!」
女の子1「な・・なんなのあれ!?」
女の子2「お姉ちゃん!顔出したら危ないって」
先ほどの東京駅にいた二人の女の子が逃げ遅れて近くの草陰に隠れていた
シンセンブルー「!?」
シンセンブルーがそれに気づき女の子たちに近づく
シンセンブルー「おい!なにやってるんだ!?早く逃げろ!」
女の子1「・・え・・?」
女の子2「そのこえ・・・?」
2人はシンセンブルーの声に何かを感じる
シンセンブルー「・・・まさか・・?」
ブラックヴァンパイア「おのれー」
シンセンブルーを背後から攻撃しようと
するブラックヴァンパイア
シンセンレッド「らいくん!」
シンセンイエロー「オッケー!」
シンセンレッド・シンセンイエロー「ダブルドラゴンレイザー!!」
ブラックヴァンパイア「?!…ぐあ!!」
ブラックヴァンパイアが背後から撃たれ倒れたこんだ
ブラックヴァンパイア「ぐ・・覚えてやがれ・・!」
ブラックヴァンパイアはその場から姿を消す
全員変身を解く
女の子1・2「!?」
烈子と雷雄が氺のそばに来る
烈子「にげられたわね・・・氺。大丈夫!?」
氺「えぇ。」
雷雄「全くお前は無茶苦茶しやがって・・・戦闘スーツだって無敵じゃないんだぞ!」
氺「・・・あんたはただやられてただけでしょ…」
氺は肩のほこりを払いながらいい返す。
雷雄「なんだと!!」
烈子「らいくん!・・・とにかく氺も無事
でよかったわ。・・あなた達も大丈夫?」
女の子1「は・・はい」
女の子2「・・・」
烈子「ん?どうかしたの?」
女の子たちが氺をじっとみていた
女の子1「・・・氺・・」
烈子・雷雄「?」
女の子1「氺にい!」
女の子2「おにいちゃん・・・」
烈子・雷雄「え!?」
氺「まさか・・・・海と雫か・・?」
烈子達たちは場所を変えて話をする。
女の子たちは改めて自己紹介をする
女の子1「初めまして!雨宮海です!双子の姉の方です!」
ポニテール姿ではきはきしゃべり元気いっぱいな方が雨宮海(15)高校一年生
女の子2「あ・・あの・・私は雨宮雫です・・双子の妹です。」
三つ編みの髪型に
感情表現が弱く淡々とした口調で話すほうが雨宮雫(15)高校一年生
2人は氺の妹さん。
いわゆる二卵性双生児で
普通の双子よりは似てないが
2人とも可愛らしい顔をしている
烈子「正直驚いたわ…氺にこんなに年の離れた妹さんが2人もいたなんて…」
でも・・・
氺「・・・」
再会を喜ぶ妹さんたちとは対照的に壁に寄りかかり、視線も合わせない氺
氺は今から10年前高校卒業と同時に家を飛び出し、それから一切家族とも連絡を取らず、帰ってないそうだ。(10年も顔を見ていなければ、一瞬妹だと気づかなくても当然かもしれない)
妹さんたちは当時まだ6歳でご両親もそれ以来氺の話をしなくなったが、二人は中学に上りパソコンを手に入れてから約3年間
ずっと氺の居場所を探していたらしい。
そしてようやく東京のこの街にいることがわかり会いに来たそうだ。
烈子「氺・・ほら、」
烈子が氺を気にかけようとする
氺「・・・なにしにきたんだ?」
海「え・・う・・うんあのね氺にい。」
雫「一緒に・・群馬にかえろう・・またみんなで暮・・」
氺「それは無理だ」
海「え・・?」
雫「・・・」
氺「・・・とっとと帰れ」
海「氺にい・・」
雫「お兄ちゃん・・」
二人は悲しそうな表情を浮かべる
雷雄「氺!せっかく妹さんたちが会いに来てくれたのに・・そんな言い方ないだろ!」
烈子「らいくん!落ち着いて!」
その時
烈子・氺・雷雄「!?」
海・雫「きゃあー!!」
突然巨大な鎖が海と雫を拘束する
消えたはずのブラックヴァンパイアが立っていた
烈子「あなたは・・さっきの!?」
ブラックヴァンパイア「油断したなシンセンジャー!!」
雷雄「その子達を放せ!」
ブラックヴァンパイア「取引だ」
氺「取引?」
ブラックヴァンパイア「こいつらとお前らのドラゴンブレスを交換だ!」
烈子・氺・雷雄「!?」
烈子「ドラゴンブレスと交換・・!?」
ブラックヴァンパイア「考える時間をやる!一時間後にさっきの場所に来い!」
海・雫「氺にいー!・おにいちゃーん!」
ブラックヴァンパイアは海と雫とともに消える
烈子「待ちなさい!!」
雷雄「くそ…っ!!逃げられたか!」
氺「海・・!雫・・・!」
そして三人は一度自宅に戻り光莉とともに作戦を練っていた
烈子「なんてことなの・・・氺の妹さんたちまで巻き込んでしまって・・おまけにドラゴンブレスまでわたせですって・・・」
雷雄「くそっ!なんて汚い奴だ!」
氺「・・・」チラッ
時計をみた氺は立ち上がり部屋を出ようする
烈「氺?」
雷雄「おい!どこ行くんだよ!?」
氺「もうすぐ約束の時間です」
烈子「まって・・!何か策があるの!?」
氺「あいつを・・倒します。」
烈子「!?」
雷雄「お前・・妹さんたちが人質になってるんだぞ・・!」
氺「それしか方法はないでしょう・・」
雷雄は外を出ようとする氺の肩をつかむ
雷雄「ちょっと待てよ・・あの子達がどうなってもいいのかよ!?」
氺「じゃあおとなしくドラゴンブレスを渡せっていうんですか!?・・これをうしなったらそれこそ地球は奴らのものですよ!!」
氺はそういって雷雄の腕を振り払う
雷雄「おい氺!」
烈子「待って!氺!」
氺「!?・・・」
烈子「こないだの事・・・私達があなたに自分たちの家族の価値観を押し付けてしまったのよね・・ごめんね・・・でも、あの子達がどんな思いであなたに会いに来たのか・・それだけは分かってあげて!」
氺「・・・・」バタン
氺は何も言わずに外にでていってしまう
雷雄「たくっ・・!勝手なことばかりしやがって!あんなやつ…ゴーストにやられちまえばいいんだ!!」
ドン!!
壁を殴る雷雄
烈子「らいくん!なんてこというのよ!?」
雷雄「れっちゃんは氺に甘すぎるよ!今回は人質がとられてるんだよ!?いままでは状況が違うんだ!」
光莉「まあ・・氺ちゃんの考えも一理あるかもしれないわな。」
雷雄「母さんまでそんな!・・」
光莉「敵が約束を守る保証もないしな・・ドラゴンブレスを渡した瞬間、約束を破ることも十分考えられるわ」
雷雄「だからって・・・あの子達にもしもの事があったら・・・」
光莉「とにかく2人も出動頼むわ!」
烈子「うん!いこう!らいくん!」
雷雄「おう!」
二人も現場へと向かう
光莉「…わかっとるで氺ちゃん。妹さん達を巻き込みたくなくて、帰るように言ったんやな」
氺「・・・・」ブーン
氺はバイクに乗りながら考えていた
自分が中学一年生のころ海と雫が生まれた日の事
10年前家を出る際まだ小さかった二人が「おにいちゃん」と言い声をかけてきたが
氺自信は横目で見るだけで言葉をかけずに
出て行ってしまった
事
一方その頃
ブラックヴァンパイアがすでに待ち構えていた
隣には鎖で縛られた海と雫が横たわっていた
雫「お姉ちゃん・・・おにいちゃん・・きてくれるよね?」
海「当たり前だよ!氺にいは絶対に来るよ!」
雫「うん…そうだね」
ザッ・・・!
ブラックヴァンパイア「・・・きたな」
氺がバイクから降りメットを近づいてきた
海・雫「氺にい!・おにいちゃん!」
ブラックヴァンパイア「ドラゴンブレスを渡す気になったんだな?」
氺「・・そのつもりはない…」
ブラックヴァンパイア「なに!?」
海・雫「!?」
ゆっくり近づく氺を威嚇するため
ブラックヴァンパイア『…!!…はー!!』
氺『うわ…!?』
氺はその場に倒れ込む
ブラックヴァンパイアは衝撃波をはなつ
ブラックヴァンパイア「正気かキサマ!?こいつらがどうなってもいいのか!?」
氺「おどしか?・・・卑怯者め」
ブラックヴァンパイア「なにい・・・!!」
烈子「氺!」
遅れて烈子と雷雄も到着する
氺「火焔さん、山路さん」
烈子「氺!ちょっと待って!」
雷雄「そうだ!早まるな!氺!」
氺は気にすることなくブラックヴァンパイアに近づいていく
ブラックヴァンパイア「お・・おいキサマ本気で殺すぞ!」ガチャッ
ブラックヴァンパイアが海と雫に銃を近づける
氺「・・!」ポチッ
氺がポケットの中から何かのスイッチを押す。
すると・・
ブラックヴァンパイア「!?」
氺のバイクからブラックヴァンパイアめがけてレーザー光線が発射される
ブラックヴァンパイア「ぐあー!」
雷雄「なんなんだ・・」
烈子「・・・どういうことなの?」
ppppp
烈子達のドラゴンブレスが応答する
光莉「おーやったな氺ちゃん!作戦成功やな」
烈子「叔母さん・・どういうこと?」
光莉「実はな・・・」
数日前バイクの整備をしている氺に光莉がある提案を持ちかけた
氺「改造?」
光莉「そうや。氺ちゃんのバイクを私に改造させてほしいんや」
光莉「そうすれば氺ちゃん個人でも十分強くなれると思うんや」
光莉は単独行動を好む氺の考えを否定せずあくまで肯定したうえでの提案であった
光莉「氺ちゃん。シンセンジャーってほんまに不思議なチームや。三人とも個性的でそれぞれの信念も違う。でも地球を守りたいという気持ちは全員一緒なんや
だからあなたはあなたのままでいいんや。れっちゃんにはれっちゃんの。らいにはらいの。氺ちゃんには氺ちゃんの戦い方があるんや」
氺「…」
光莉「後、気が向いたらいつでもご飯食べにきなさい。ほなな。」
そういってその場をさる光莉
烈子「そういうことだったのね」
雷雄「やれやれ全く、れっちゃんだけじゃなく母さんまで甘いんだから・・」
烈子「でもこれで妹さんたちは助けられたわ。」
ブラックヴァンパイア「おのれー小癪な真似しやがって・・・」
ブラックヴァンパイアよ・・・
ブラックヴァンパイア「!?」
ブラックヴァンパイアだけに首領の声が聞こえてきた
ゴースト幹部たるものこのままおめおめと帰ってこれると思うな
ブラックヴァンパイア「・・・もちろんです!」
雷雄「一体誰とはなしてるんだ?」
烈子「とにかくチェンジよ!」
烈子・氺・雷雄「龍印チェンジ!!!」
氺は変身してすぐに海と雫の鎖を外し開放する
シンセンブルー「2人はかくれてろ!」
海・雫「うん!」
ブラックヴァンパイア「出てこい我が分身!」
するとヴァンパイア型の怪人が二体現れる
二体はシンセンレッドとシンセンイエローが迎え撃つ
シンセンブルーはブラックヴァンパイアと一騎打ちで戦う
ブラックヴァンパイアがパンチをするとそれを交わし逆にパンチを食らわし
蹴りを入れようとするとそれより先に蹴りを入れる
さらに力まずにパンチやキックを叩き込むラフな戦いで圧倒する
ブラックヴァンパイアが
倒れたところを持ち上げて追撃もする
ブラックヴァンパイア「ば・・ばかな・・」
なんなんだ・・こいつ・・この戦い方・・・まるで・・・本当に戦士なのか・・・
ブラックヴァンパイアはひるんだ
おまけに今は昼間で苦手な日光を浴びすぎてどんどん力が弱まっていく
さらに
弱体化は止まらず武器である牙も抜け堕ちてしまう
なんとか銃で応対しようとすると
シンセンブルーブラックヴァンパイアの銃を持つ腕を踏みつけ
ドラゴンレイザーを額に向ける
ブラックヴァンパイア「この力・・どちらが悪だかわかんねえな・・・」
シンセンブルーは引き金を引き
ブラックヴァンパイア「これで勝ったなんて思うなよ…他の幹部は俺以上に強力だ…
お前らはおしまいだよ…」
シンセンブルー「…いいたい事はそれだけか?」
球を数発撃ち込む
ブラックヴァンパイアは爆発する。
シンセンレッドはフレイムソードで切り裂き
シンセンイエローはライトニングスピアーで突き刺し
分身たちを倒していた
海・雫「氺にいー!・おにいちゃんー!」
海と雫は氺に
すぐさま駆け寄る。
それを優しくみつめる
シンセンレッドとシンセンイエロー
シンセンイエロー「よかったね。れっちゃん」
シンセンレッド「うん!」
その後
海と雫は新幹線で群馬に帰ることにした
烈子・雷雄・光莉がそれを見送りする
海・雫「お世話になりました。」ぺこ
烈子「またいつでも遊びにおいで」
光莉「そうや。夏休みにでも泊りにおいで。うんとご馳走してあげるわ」
雫「ありがとうございます」ぺこ
雷雄「でも氺のやつ見送りにもこないなんて」
海「大丈夫ですよ。渡したいものはちゃんと渡せたんで。」
光莉「そういえば氺ちゃんにさっきラインしたら今日は夕飯食べに来てくれるって」
烈子「ほんと?よかった。」
海「…みなさん。これからも兄のことをよろしくお願いします」
海と雫は再びお辞儀をする
烈子「もちろんよ。彼は大切な仲間だもん。
ね?らいくん?」
雷雄「え…あ、まぁね…」
そして新幹線の扉が閉じ
海と雫は群馬に帰っていった。
一方氺は離れた場所から新幹線を見送っていた。
氺の首にはペンダントがかかっていた
ペンダントを開くと妹たちの写真が入っている特注のペンダントである。
メットのシールドをおろし、
バイクを走らせ
氺も帰っていった。