住宅事情は厳しいようだ
5月22日 月曜日
今日の早朝にはムクドリのケンカの声は聞こえなかったから、決着がついたのかと思ったら違った。
外見たら、ペア1組vs1羽で、巣穴獲得バトルは続いてた。
あれ? 日曜日に見た時はみんな二人一組で3ペア参戦してたんだけどね。
いつの間にか俺んちのベランダに、鳥のフンが点在。一緒に小さな赤くなりかけの木の実もいくつも落ちてる。
うわ~、車の天井にもフン‥‥ムクドリさんたちの仕業だ。
今夜、雨降って流れてくんないかな。
昨日の日曜日朝には、俺んちのベランダの縁に止まってて、羽を一枚落として行ったんだけど、それがとても美しい羽だった。グレーに透ける羽の根元には、やわらかいふわふわのダウンの飾り。
鳥の羽の機能性しかり、さらに造形美まで加わるとは‥‥‥
ほんと、鳥ってすべてが美しく出来てる。
そして本日夕方、未だ争いは続いてる。ギャーギャーピピピピ、ケンカの声が響いてる。また数増えてる。
これじゃ、落ち着いてタマゴ産むどころじゃないね。
こんなに屋根はいっぱいあるのに、巣を作れる隙間がある家ってほとんどないってことかな。そこの場所だって、カラスが来て危険な所なのに。
そこの家はいつからか知らんけど、多分何ヵ月も前からお留守のようだ。住人は祖国に帰ったんだろう。
因みにその家に男が住むとすぐ死ぬという噂の家だったりする。その外国人(全員女性)の前に買って引っ越して来た人が、半年ほどで亡くなったのは俺も知ってる。でも、鳥ならば関係ないだろう。
この辺のムクドリの住宅事情は厳しいらしい。もう、バトル始まって3日目。体力、気力、忍耐力が無いと、お家を確保出来ない。
人の方が楽かもね。親に買って貰ったり、引き継げる人もいるし。お金払えば借りられるし、困った人には行政サービスもあるし。
明日には、この巣穴バトルは決着する? ムクドリ界もハードだ。生きるって大変だよな。