人類最強は世界に降り立つ
ほんぺーん始まりましたー。
或世界。
その世界は荒野のみがある世界だと思っていた。
確かにその世界はまさしく私の求めた世界であった。
しかしどうやらそれはある幻想だったかもしれない。
チュートリアルがクリアされたと言われても、私はまだ好奇心に溢れている。
そして荒野が完全に崩れると、そこはまさにゴーストタウンであった。
薄い霧が辺りを覆い、視界が機能しない。
ひとまず透視で情景とかは見渡せるようにはなった。
すると目の前に黒い影がこちらに向かっている。
AndroidAXEを手に取り、そのまま振りかざした。
霧は一瞬で晴れた。
その瞬間に、AndroidAXEは壊れ始めた。
「おいおいおい。まさか武器自体が粉々に砕けるなんて、お前何者だ。」
そこに居たのはランスを持った黒い機械の傭兵であった。
傭兵は手に持ったランスでAndroidAXEを1突きし、武器を壊したのだ。
「汝。死を持って償え。」
するとランスは小野寺可不可の頬をかする。
早い。いや、どうやら向こうも驚いているな。
「躱すことは案外専売特許かもな。でも一応。攻撃を売りにしているがな。」
小野寺可不可は連続で機械傭兵を殴る。
しかし機械傭兵は壊れるどころか無傷である。
なんだよこいつ。私の連撃に傷ひとつ付かないなんて、本当に人間か。
「なら、私から行くぞ。」
機械傭兵のカウンターを小野寺可不可は受け止める。
するとランスが小野寺可不可に当たると、一瞬でペシャンコになった。
身体強化 矛盾
体の外側全てを鋼鉄な盾となり、狡猾な矛となる。
全ての衝撃を受け止めて、その衝撃を弾く。
ゲームのカウンター技だ。
「な。」
「そんな素っ頓狂な声出しても遅せぇよ。」
術式 バラバラ
機械なら全部ばらすまでさ。
小野寺可不可は機械傭兵に触れると、大量の綿が機械傭兵の中から溢れ出る。
機械傭兵の全ては増え続ける綿によって一瞬で部品ごとにバラバラになる。
しかし機械傭兵は自分を燃やし、綿を全て取り除く。
「まだ終わっていない。片腕消えようとも、自爆することも出来る。」
「自爆技は最後に取っておくっていうのは迷信らしい。それは先行にやるべきだ。ボマーならな。」
術式 ライト
スクラップと術式を魔改造し、簡易的な武器を作る。
暴れようぜ。トールガン。
小野寺可不可は神の雷と鉄を合わせ、最強のレールガン、トールガンを創り出す。
そして小野寺可不可の持つ即断即決の対応と、ガンマスターの才能により、機械傭兵の自爆前にトールガンが放たれる。
そこから放たれた電磁砲は機械傭兵を一瞬で破壊した。
その時にトールガンは負荷に耐え切ることが出来ずに破壊される。
或世界。
その驚異はまだ始まったばかりだ。
人類最強のプロフィール
身体強化について
私の持つ身体強化は5つで出来ている。
矛盾カウンター
螺旋《0次元》ワープ
放浪存在消去
平和回復
絶命《終わり》一撃必殺
といったようなもので出来ている。
ちなみに未だに使ったことがないのは絶命と平和と放浪。
螺旋は異世界に行く時に度々使っているよ。