これこそが我の求めた世界だ。
2度目投稿
最強キャラはなんでも引き起こすものですな。
「ついに成功した。」
私は当初そう思った。
名を名乗ろうか。
私の名前は小野寺可不可。いわゆる人類最強さ。
現在私はファンタジーにまみれた王道の異世界へと来たのだ。
人為的に行くことは可能である。
何故なら世界には狭間というものが存在する。
境界といえばいいものだ。
地球には天国や地獄などの冥土と現実という現世が存在する。
まあ天国も地獄も神にも挑んだ私は既にそれさえも壊したものだが。
でもそういった存在するのか怪しいものだ。
しかし現世でも境目はある。
それは、宇宙だ。
地球と宇宙の狭間。
その狭間はたった一つ崩壊させればその部分だけワームホールが完成する。
まあそのワームホールをくぐれば異世界に行けると言う。
まあ10回目になればそれをするのもかなり億劫になるから術式をプログラムで作ってそこから何回か渡航したが。
しかし全員弱い。
どんな異星人もモンスターも漫画の設定ではTheチートの奴でもワンパンで終わった。
そしてチート野郎を殺すと世界が崩壊してまたここに戻るのだ。
だけど今回は成功した。
『或世界』
毒ガスが当たり前のようにあり、全ての生物がかなりの強さを持っている。
それもチート級以上のものだ。
『或世界に入りました。或世界により、全ての生物のエンカウント率。また、残機を1にします。』
ゲームみたいな説明だな。
赤い空から落ちているが、これはかなり期待できそうだ。
そしてどうやらここは荒野であった。
近くには大怪獣とワームが縄張り争いを起こしている。
高熱のブレスが雲を引き裂く。
「かなり面白くなりそうだ。」
私は空中歩行を行い、荒野に降り立つ。
すると巨大なアナコンダが周りを囲む。
「はは。そう来なくちゃ。」
私はアナコンダに一発殴る。
アナコンダはその一撃によろめくが、その後に超音波を放つ。
なら私はこれでやるか。
肺活量を活かした空間断絶。
小野寺可不可が吐き出した大きな空気の塊が超音波を防ぐ。
「しかしそれでも瞬殺出ないのはやはり面白い。なら、取っておきだぜ。」
彼女はデコピンをした。
そのデコピンはアナコンダには当たらなかったが、そこから来る風圧は、アナコンダを両断する。
見えない大剣で切られたようである。
すると切られたところから炎が現れ、アナコンダは燃えていく。
風圧による空気摩擦の熱が自然発火温度まで達した。
そして、彼女の持つ大気操作により、純酸素が溜まっていたため、そこからまた爆発が起こる。
アナコンダは跡形もなく消し飛んだ。
するとアナコンダの塵の1部から再生し、複数体作られる。
「なるほどな。どんな状態でも3秒後には復活か。なら、こうするしかないな。」
小野寺可不可は荒野にある石を上空に投げると、そこからブラックホールが発生。
そこからありとあらゆる原子が吸い込まれ、一種のガンマ線バーストを拡散させ、アナコンダを焼き尽くした。
塵さえも残らない攻撃により、アナコンダは全員消滅した。
「やはり成功だ。」
「異世界。いや、或世界。ここが私の生まれる世界だった。さあ、続けるぞ。」
彼女の本気を引き出したからか、たいそう喜んでいた。
そしてアナコンダはこの世界では雑魚キャラである。
人類最強のプロフィール
名前小野寺可不可
年齢18
容姿可不可の通り、可愛くなく可哀想な見た目でもない。どちらかと言えば麗しい。
赤色の髪に白色のメッシュ。
特技
近接戦闘、遠距離戦闘、頭脳戦、心理戦は百戦錬磨
使用する道具は術式とプログラム、そして鍛造武器である。
備考人類最強であり神殺しを果たす。天も地も壊す人外。或世界の住人